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iPhone 11、ASCII筆者はこう思った 第7回

超広角カメラ搭載のiPhone 11は価格面も◎ でも“Pro”というネーミングは……【スマホ総研オカモト】

2019年09月12日 16時45分更新

文● オカモト(アスキースマホ総研) 編集●ASCII編集部

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アップルの発表会を見た筆者の方々に新型iPhoneをどう感じたか、率直な意見を聞きました。今回は自分はアップルファンではまったくないと言いつつ、最近はiPhone+MacBook Proの生活に慣らされているというアスキースマホ総研のオカモトが登場です。

超広角カメラの搭載は素直に大歓迎!
安くなったiPhone 11はヒット製品になりそう

 以前から、いろいろな情報が流れていたiPhone 11ですが、基本的には予想どおりの内容だったと思います。特に超広角カメラを加えたダブル/トリプルカメラ構成はデザインを含めて(実機は案外うまく処理されているとのことですが)、ほぼ事前情報のままでした。

 超広角カメラも……率直に言って他メーカーの後追いです。それでも、スマホでの超広角カメラのメリットは絶大なんですよ。特に旅行に行って、景色や建物などを撮る機会が多い人にとっては。スマホカメラの再発見と言ってもいいレベルです!

デュアルカメラのiPhone 11にも超広角カメラを搭載したのは大正解と感じています

 また、標準の画角で撮影したときも、超広角で撮影したデータを記録しておくという設定が用意されているとのこと。自分が旅行に行ったときは、標準と超広角で切り替えて、2回撮影していることが多いので、これはすごく便利! 早く実機で試してみたいですね。

 いずれにしても変に意地を張らずに、最近のトレンドに乗っかって、iPhone 11のカメラを標準+超広角の組み合わせにしたのは正解! あとiPhone XRから値段を下げたのも大正解!(発表会のリアルタイムで唯一声をあげたのがiPhone 11の価格発表の瞬間でした) 個人的にはこの1年、iPhone XRをメインに使ってきて、まったく不満はなかったですし、iPhone 11は円高による部分も含めて、そこから約1万円の値下げですからね。特に旅行先でiPhoneのカメラを使う人なら、iPhone 11への乗り換えは効果絶大でしょう。

去年はイエローのiPhone XRを購入したので、今年はパープルかグリーンが候補

「Pro」というワードにやや引っかかりが

 一方で少し気になったのが、iPhone 11 Proの“Pro”という部分。アップル製品で“Pro”が付くものは、Mac ProにしてもiPad Proにしても、プロユースに耐える性能と機能、プロの仕事の可能性を広げる機器というイメージがなんとなくあったと思うんですよ。実際の購入者の大半はプロ以外だったとしても。他メーカーのように、普通よりちょっといいだけの製品に付けるワードではないというか。

まあ標準モデルより、性能が上のモデルを“Pro”と呼ぶのは一般的ではありますが

 だからこそ、リアルタイム中継前の放送(https://www.youtube.com/watch?v=3CpcohR1GiI)では、「iPhoneに“Pro”なんて本当に付けるのかなあ」と言っていたのですが、その2時間後には“Pro”という言葉を、フィル・シラーが惜しげもなく連呼。さらには「Pro battery」ですよ。「駆動時間が長くなったの、それバッテリー容量増やしただけだろ(CPUの省電力化もあるとしても)」と、さすがにツッコんでしまいました。もちろん、駆動時間が長くなればプロにとっても便利なのですが……。

それでもバッテリー容量を増やして、動作時間を長くしたのを「Pro battery」と呼ぶのは……

 そんなわけで最近のアップルには、融通は利くが、同時に完璧主義的な部分がかなり薄れた感じがしてしまいます。それ自体も良し悪しではあるのですが。


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