iPhone XS&iPhone XR、ASCII徹底大特集! 第131回
サクサク快適なUIと高精度な2つの心拍センサーを搭載
新Apple Watch 4でトレーニングがはかどる!女性にオススメ
2018年10月20日 12時00分更新
9月21日に発売された新しいApple Watch Series 4は、より大きくなったディスプレー、2つの心拍センサー、S4プロセッサーの搭載など、外観から性能まで大幅に刷新されています。Apple Watchは従来から光学心拍センサーは搭載されていましたし、この機能強化によって、実際の使い勝手はどのくらい変わるのか気になるところ。
今回はGPS + CELLULARモデルのゴールドアルミニウムケースとピンクサンドスポーツバンド(44ミリタイプ)を紹介します。
ディスプレーは、ケースの形状に沿って角が丸くカーブしており、ベゼルが狭く、フレームのギリギリまで画面を広々と使えます。高速なS4チップにより、タッチの反応やアプリの起動が速く、アプリを選択すると、パッと画面が切り替わるのが気持ちいいです。
右側のデジタルクラウンには触感機能があり、スクロールやクリック時は、指先にカチカチという引っ掛かりや押し返されるような刺激が伝わります。小さなリューズやボタンは、どのくらい回せばいいのか、どの程度の力で押せばいいのかコツをつかむのが難しく、つい、ぎゅうぎゅうと押し込んだりしてしまいがちです。新しいデジタルクラウンは、触感と画面の動きが一致するので、ストレスなく操作できます。
大きなディスプレーで一度にたくさんの情報をチェック!
watchOS 5で、新しく7種類の文字盤デザインが追加されました。ディスプレーが大きくなったことで、より多くの情報を一度に表示できます。
新しい文字盤「インフォグラフ文字盤」は、最大8つのコンプリケーションを表示することが可能です。コンプリケーションとは、文字盤に表示する時刻以外の情報のこと。活動量や心拍数、気象情報や女性にうれしいUV値、予定などの情報を見ることが可能です。
そのほか、シンプルなアナログ風の文字盤、ミッキー、呼吸を整えるアニメーション、万華鏡、色と空気が混ざり合う幻想的なデザインなども、文字盤を左右に指でスワイプするだけで、簡単に設定できます。
また、これまでと同じように「写真」から、好きな写真を文字盤を追加することも可能です。
刻々と変わる心拍数の可視化で、
トレーニングのモチベーションがアップ
Apple Watch Series 4の最大の目玉といえるのが、2つの心拍センサーの搭載です。これまでの光学式心拍センサーに、電気心拍センサーが加わり、より高精度に心拍数を計測できるようになりました。
運動強度をキープする心拍トレーニングには、正確な心拍の計測が欠かせませんが、光学式心拍センサーは、センサー部が肌に密着していないと検出できず、腕を激しく動かすトレーニングや水中での使用では精度が落ちてしまうのが弱点です。せっかくがんばってキツイ運動したのに、きちんと計測されていないとがっかりですよね。
2つの心拍センサーを搭載することで、光学式心拍センサーでの検出が難しかった激しいトレーニングやスイミング時も電気心拍センサーできちんと心拍数が測れます。
また、ワークアウトアプリの開始を忘れていても、位置情報や心拍などから察して、記録を促してくれます。ちょっとしたことですが、記録漏れがあるとモチベーションが下がってしまうので、トレーニングを継続していくうえで助かる機能です。
手ぶらで出かけても、万が一のときに連絡がとれる安心感
セルラーモデルでは、iPhoneなしで通話や通信が可能です。私がジョギングするときは、身軽でいたいので、スマホを持たずに出かけてしまいます。人通りの少ないコースや時間帯を選んで走ることが多いので、転んで怪我をしたり、急に病気が発症して動けなくなったりした場合、助けを呼ぶ手段がありません。
困ったときに電話がかけられるのは安心です。また、大怪我や事故の際には、サイドボタンを押すと緊急SOS機能を呼び出して、警察や救急車などへ通報できます。また「転倒検出」をオンにしておくと、ひどい転倒や落下をしたときには、すぐに緊急SOS信号を発信できます。ジャンプなどの激しい動きでも検出されることがありますが、勝手に通報されることはなく、通報するかどうかの確認画面が表示されるので、有効にしておくのがおすすめです。
健康管理やトレーニングにはあまり関心がない人にとっても、Apple Watch Series 4のきびきびと軽快な操作性は魅力です。操作にもたつくと、触るのがおっくうになり、ただ習慣で身に着けているだけのアクセサリーになりがち。アプリの切り替えやSiriの音声検索もサクサクと速いので、iPhone代わりにコミュニケーションや調べものに活用できます。
なお、使用には最新OSを搭載したiPhone 6以上が必要です。iPhoneを持っていない、または古いiPhoneのユーザーが使うには、対応したiPhoneを購入する必要があります。古いiPhoneをもっているけれど、最近は予定や通知の確認程度にしか使っていない、ダイエットやトレーニングに成果が出ない、という方は、新しいApple Watch Series 4の購入に合わせてiPhoneの買い替えを検討してはいかがでしょうか。
この連載の記事
-
第155回
iPhone
オリジナルプリントで作れる手帳型iPhoneケース -
第154回
iPhone
iOS 12.1.3配信 iPhone/iPadでのバグ修正 -
第154回
iPhone
iOS 12.1.4配信 グループFaceTimeでのバグ修正 -
第153回
iPhone
耐衝撃性に優れたiPhone XR/XS Max用ケース5モデル -
第152回
iPhone
iOS 12.1.2配信 iPhone XS/XRのeSIMでの問題解消 -
第151回
iPhone
アップルiPhone XRでイルミネーション自撮りを楽しむ -
第150回
iPhone
iPhoneのバッテリーを実際に交換 年末まで割安も混雑中 -
第148回
iPhone
ドコモ、iPhone XRを早くも値引き 新規/MNP時 -
第148回
iPhone
iOS 12.1.1配信 iPhone XRでの機能強化など -
第147回
iPhone
iPhone XS/XS Max/XR用の背面保護フィルム サンワサプライから発売 -
第146回
iPhone
iPhone XS/XS Max/XR専用 BT21のキャラクターが描かれた二重構造ケース - この連載の一覧へ