外部ポータルから集客できる飲食店や美容室にホームページが必要な理由
独立開業店舗の経営で知りたいウェブの最新事情
提供: デジタルステージ
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ブランディングが秀逸な事例サイト
2007年9月のバージョン1.0のリリース以来、10年以上にわたって数多くの人に愛されてきた「BiND」。BiNDで作られた全国各地のホームページの中から、秀逸なホームページをご紹介します。
金蔦博多本店(春吉)
http://www.kintsuta.co/
福岡県福岡市の博多炊き肉鍋専門店。写真を大胆に使うことで、店内の高級感や料理の上質さをしっかりと伝えることが、力強いブランディングにつながっています。
トップページにInstagramの写真を掲載しており、伝統の雰囲気の中にも新しさが感じられるのもよい点です。
DOUBLE
http://www.double-web.com/
香川県高松市のヘアサロン。カットやカラーのメニューはもちろん、スタッフの写真やプロフィール、お知らせ、ヘアスタイルのギャラリーなどを掲載。白を基調としたシンプルなデザインと質の高い写真から、シンプル&クリーンな世界観が感じられます。
Instagram、Facebook、LINEの活用、予約フォームの設置など、運営スタンス全体をお手本にしたいホームページです。
複数店舗の飲食店経営者にインタビュー
加藤 亮(かとう りょう)氏
――加藤さんは飲食店を2店舗経営するオーナーです。独自のホームページを持つ意義はあると思いますか? またその場合どのような役割を期待しますか?
加藤氏(以下、敬称略):経営者としては、取引先や銀行への提出素材にできるメリットがあります。日々の新しい情報発信という点では、SNSや情報サイトでカバーできますが、会社全体の取り組みを伝えることはできませんので、ホームページにそのような役割を持たせたいですね。うちではケータリングサービスも行なっていますが、そのことを伝えたり。知り合いだったら直接相談してくれますけど、紹介や新規の問い合わせ窓口としてホームページを使えたらと思います。
――オフィシャルの情報発信という面で、どのような情報を公開したいですか?
加藤:スタッフがInstagramに日々投稿していますので、ホームページにその写真を載せたいですね。あとは、各店舗の情報やスタッフ写真、求人、会社概要など。また、新店舗のオープンのときは、その過程を見せるのもおもしろいと思っています。
――加藤さんは中野と江古田に異なる名前のお店を出しています(マルチブランド型)。ブランディングという観点でホームページを活用するなら、何ができると思いますか?
加藤:中野の「雛家(ひなや)」と江古田の「とろわる」では、同じ飲食店といっても業態が異なります。中野は一軒家で、靴を脱いで上がる大きなお店なので、各部屋の使い勝手、宴会需要、季節の宴会メニューを伝えたいですね。どのようなお客さんが来ていて、どのように使ってもらっている、といったことも。
一方、江古田の「とろわる」は、小さな街のネオ大衆酒場(比較的若い世代が運営する、おしゃれで開放感のある居酒屋)です。週1、2回、若い人や家族に使ってほしい。コースや宴会よりも、日々の料理に魅力を感じてもらっています。お客さんとの距離が近いので、花見や季節のフェアーを開催していますので、そのような情報も出したいですね。
――集客以外に、ホームページでできることにはスタッフ募集などの採用面があると思います。求める人材を集めるためにどのような情報を公開したいですか?
加藤:求人サイトの利用には当然、それなりにお金がかかりますし、フォーマットが決まっているので、写真の枚数や更新回数に制限があります。もっと情報を載せたいと思うことがありますし、ホームページから直接、採用できたらうれしいですね。
採用情報には、各ポジションがどういう仕事か、どういう人材がほしいかのか、といったことを載せたいと思っています。また、ある新しい人が入り、このようにがんばっています、といったストーリーが載せられたら、ほかの人も応募しやすくなくなると思っています。
――ありがとうございました。
次回予告
第2回「飲食店や美容室など独立開業店舗のホームページ制作」では、シングルブランド型とマルチブランド型のサイト構成のセオリーと、BiNDupで強化されたCMS機能「BiND Press」を中心に解説する。
(提供:デジタルステージ)
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