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駅弁ストーリーズ 第2回

西湘へのお出かけはサンドウィッチとともに:

駅弁のシンプルなおいしさ「大船軒サンドウィッチ」で堪能

2018年07月15日 13時00分更新

文● 若林健矢

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「大船軒サンドウィッチ」
購入場所:JR東神奈川駅・大船軒
値段:530円
内容:鎌倉ハムとチーズのサンドウィッチ

東神奈川駅の外観です。この記事はここからスタートします

 皆さん、はじめまして! 若林健矢と申します。鉄道をこよなく愛し、その楽しさを広く発信したいと思い、ライターをはじめました。今日は久々に、小田原で丸一日乗り鉄旅に出かける日。この旅のはじまりは、せっかくなので駅弁を食べたくなりますね。

 最初に東神奈川駅で今日の駅弁「大船軒サンドウィッチ」を購入。大船軒の駅弁は、その名の通り大船駅で買うのが確実ですが、実は東神奈川駅の改札を入った目の前にもお店があるのです。買ったらすぐ横浜駅に移動し、今日の楽しみの一つ、特急「踊り子」に乗車します!

横浜で撮影した特急踊り子号です

 わたしが乗った車両は自由席車両の9号車。乗車時点でだいぶ席が埋まっていました。全体的に見るとシニア世代の方が多く、平日でも伊豆方面への観光客は多い印象を受けました。

 さて、電車は大船を発車しました。わたしは次の停車駅の小田原で降りるので、それまでに駅弁をいただきましょう。このレトロなイラストの蓋を開けると……?

大船軒サンドウィッチの箱です。この蓋のイラストを見ていただきたく写真に残しました

 じゃん! 中身はいたってシンプルで、片手で食べられるサンドウィッチが6つ入っています。そのうち4つは鎌倉ハムのサンドウィッチ、2つはチーズサンドになっています。

蓋を開けた中身です

アップで撮ったハムサンド

 まずは鎌倉ハムのサンドウィッチから。シンプルな見た目の通り、一口目からさっそくハムの濃厚な味が口いっぱいに広がります。ハムサンドには薄くマスタードが塗られているので、これがハムのおいしさをより一層引き立てているのが分かります。普段わたしはマスタードをあまり口にしないのですが、ここでのそれはハムの味を引き立てる脇役に徹しているため、あの独特のピリっとした味が全く気になりません! むしろこのおかげで、このシンプルな味が長く愛され続けているのかな、とさえ感じます。

こちらはチーズサンド

 ハムサンドだけではなくチーズサンドもいただきます。こちらはクリーミーな味を楽しめます。また、マーガリンが塗られているので、口の中に残るハムの味をまろやかに中和してくれますよ。わたしのおすすめは、ハムサンドを一つか二つ食べたタイミングでチーズサンド、という順番です。平塚の手前で電車は相模川を渡るため、この景色を見ながら駅弁を食べる時間は最高に気分が上がります!

平塚駅手前、相模川の車窓です

食べ終わった後の箱です。ついている折り目にそって折り畳めるので持ち運びに便利です

 さて、食べ終わった段階で電車は国府津を通過。目的の小田原まではあと少し。ちらっと見える海を眺めながら食べたサンドウィッチの余韻に浸りつつ、踊り子号を後にしました。今日の乗り鉄はここからが本番! この先もめいっぱい楽しんできます。

到着駅、小田原の駅名標です。淡いピンク色が入っているのが特徴的だと思いました


書いた人:若林 健矢(わかばやし けんや)

幼少期から大の鉄道好きなフリーライター。その魅力を自分で発信したくて2018年の大学卒業時より活動を始めた「鉄道フリーランス」。乗り鉄として、地元の神奈川を中心に気ままに列車に乗っている。その影響で走行音のモノマネという特技も身についた。お酒やコーヒーよりも紅茶をよく飲む。Twitter、facebook、個人ブログをやっています。

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