米Google は2018年5月8日(現地時間)、Google I/O において Google Assistant のビジュアル体験を強化することに言及した。
これまで Google Assistant は音声による対話を中心としてサービスを提供してきたが、これに視覚情報(スクリーンへの情報表示)を組み合わせる。7月には LGやLenovoから Google Assistant を組み込んだスマートディスプレイが発売される予定だ。音声だけでなく画面へのタッチやスワイプで情報にアクセスできる。デモでは料理のレシピや作り方の情報にアクセスする映像が流れた。また YouTube TV や YouTube, Google Duo によるビデオ通話などをスマートディスプレイで行う様子も映された。
あわせてスマートフォンでのビジュアル体験も強化される。室温調整のほか、時と場所に応じた予定表やタスク管理の情報を画面でサマリー表示する。また、デモではいつものコーヒーをスターバックスで注文し、いつもの店舗でピックアップするまでの注文処理を完了する様子が紹介された。スターバックスのほかドミノ・ピザ、セブンイレブン、ダンキンドーナツなど複数のパートナー企業と取り組んでおり、今年後半に利用可能になる予定。
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音声だけで取引を行うのは限界があります。商品購入をするのであれば音声だけでなく実際の商品写真を確認したうえで注文したいものです。デザインや色も音声だけで伝えられてもわかりづらいでしょう。Amazon が早期にディスプレイ搭載型の Echo を販売したのも、彼らが力を入れるショッピング体験では画面が不可欠と考えたからでしょう。Google もそれに習ってきたといった具合でしょうか。