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プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう

基本的なSAN用語から見てみよう

Drobo B810iのiSCSI SANってなんだ?

2018年03月09日 11時00分更新

文● 飯岡真志、編集 ●金子/ASCII.jp

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 この連載では主に、個人向けDroboの各機種を紹介してきた。MacやWindowsパソコンに直接つないで使用するDAS(Direct Attached Storage)型のDrobo、ネットワークを介して接続するNAS(Network Attached Storage)型のDroboがあるということは、もうご存知だろう。

 日本国内におけるDroboの代理店であるプリンストンのサイトで、最上部にあるメニューバーぽいところにマウスカーソルをホバーさせてみると、現行機種の一覧が表示される。これまで紹介してきたDAS型、NAS型の各Droboが並んでいるが、右端に「Drobo B810i」という機種がある(Drobo B1200iという機種もあるが、こちらはディスコン(製造終了)となっている)。

これまで紹介していないDrobo B810iというのがある……

 今回はこのDrobo B810iを紹介しよう。ひとことで言うとDrobo B810iは「iSCSI規格を用いたSANで利用するためのDrobo」となる。iSCSIとかSANとか、これまで出てこなかった用語が続出なので、まずはこの辺りの解説から始めよう。

ストレージのネットワーク=SAN

 SANは「Storage Area Network」の略称であり、文字どおりストレージ専用のネットワークである。普通に用いられるネットワークの略称である「LAN(Local Area Network)」を意識したネーミングであろう。

「SAN(Storage Area Network)」は、LANとは別のストレージ専用ネットワーク。複数のサーバーで複数のストレージを共有する

 昨今であれば、マルチコアCPUを搭載してサーバー上で仮想化の仕組みを用いて物理的には1台のサーバー機で多数の仮想サーバーを稼働させることも当然のように行われている。しかし、それほどハードウェアリソースが潤沢でなかった前世紀には、企業向けの大規模なシステムともなれば、物理的なサーバーを多数並べるといった使い方が一般的だった。

 このような使い方で、それぞれのサーバーに専用のストレージを接続(内蔵)すると、管理の手間が増大したり、ストレージの使用状況にばらつきが出たりといった問題が生じてくる。この課題を解決するのがSANというわけだ。大容量のストレージ機器を用意し、高速かつ長距離の伝送が行える光ファイバーでストレージとサーバー間を接続する。

 またここで用いられるデータ転送方式は、ファイバーチャネル(Fibre Channel。以下、FC)と呼ばれる。SANを用いた場合、サーバーにはストレージと接続するための「ホストバスアダプタ(HBA)」(冗長化のため複数の場合も)と、クライアントから利用するための「ネットワークアダプタ」(クライアントマシンで言うところのLANカード)の2種類のネットワークアダプタを搭載することになる。


 

(次ページ、「安価で使いやすいiSCSI」に続く)

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