日本漢字能力検定協会は12日、2017年「今年の漢字」を発表。第1位は「北」に決定しました。
同協会は毎年年末に今年一年の世相を表す漢字一字とその理由を全国から募集。最も応募数の多かった漢字を、京都・清水寺の森清範 貫主(かんす)の揮毫により発表しています。
11月1日から12月5日までの期間、2017年の世相を表す漢字とその理由を全国から募集した結果、15万3594票の応募から、「北」が7104票(4.63%)を集めて1位となりました。応募者が「北」を選んだ理由の概要は以下。
・8月と9月に「北」朝鮮から発射された弾道ミサイルが「北」海道上空を通過し、Jアラート(全国瞬時警報システム)が配信され、日本国内に緊張が走った。
・トランプ米大統領来日時の、「北」朝鮮による拉致被害者家族との面談で、日本国民が「北」朝鮮拉致問題を再認識した年。
・7月に福岡県、大分県を中心とした九州「北」部で発生した集中豪雨で、福岡県朝倉市や大分県日田市などで24時間降水量の値が観測史上1位を更新し、甚大な被害が発生した。
・昨夏の台風の影響で「北」海道産ジャガイモが不作となり、ポテトチップスが一時期販売休止に追い込まれた。買い占めやインターネットでの価格高騰など、「ポテチショック」が起こった。
・葛飾「北」斎の展覧会が話題に。
・投打の二刀流で活躍する「北」海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手が大リーグへの移籍を発表。
・高校通算最多の111本塁打を誇る早稲田実業高校の清宮幸太郎選手は、7球団の競合の末、ドラフト1位で「北」海道日本ハムファイターズへの入団が決まった。
・演歌歌手の「北」島三郎氏所有の「キタ」サンブラックが、今年の天皇賞春秋連覇を含め、G1レースを6勝した。また、葛飾「北」斎の展覧会が国内で盛況だった。