Y!mobileが冬春モデル発表会を開催し、「Android One」スマートフォン4製品を公開した。Android Oneはグーグルとの協力で、素のAndroid近いOSとグーグル製アプリを中心にプリインストールすることで、シンプルなAndroidの体験が得られる端末だ。その代わりにOSも最新のAndroid 8.0を搭載。セキュリティアップデートも早い段階で提供されるなど、メリットは大きい。
Y!mobileはこのAndroid Oneスマホを積極的にプッシュしているが、従来から端末を提供していたシャープ、京セラに続いて、今回HTC製の「Android One X2」が登場。同社上位モデルの特徴や雰囲気も残した本機を、写真中心にチェックする。
おサイフケータイに防水・防塵対応も
さらに背面デザインや機能面にHTC製スマホの要素あり
現在、Y!mobileのAndroid Oneスマホは、XとSの2シリーズ構成となっているが、Xシリーズは上位モデルの位置付け。Android One X2もミドルハイクラスの基本性能に加えて、おサイフケータイや指紋センサーに対応する(Sシリーズはおサイフケータイ、指紋センサーともに非搭載)。
そのスペックは、フルHD解像度の5.2型液晶、Snapdragon 630(2.2GHz+1.8GHz、オクタコア)、4GBメモリー、64GBストレージ、16メガカメラ(イン16メガ)、2600mAhバッテリー、Android 8.0など。高負荷の3Dゲーム以外には十分過ぎる性能であり、防水・防塵に対応していることも加えると、初心者からマニア層まで幅広くオススメしやすい製品と言える。
今回発表されたAndroid Oneスマホを見た後では、前面だけでは正直違いがわかりにくいが、背面のデザインは結構個性的。素材こそアクリルだが、つややかな光沢感はHTC U11ともイメージが重なる。特にアイスホワイトは見る角度を変えたり、ちょっと指紋がついたりしただけでも、その部分の色が違って見えたりと面白い。
機能面でも上位モデル譲りの部分がある。本体下部の両側面には圧力センサーがあり、ユーザーが本体を握ることでカメラや特定のアプリを起動したり、シャッターを切ることができる「Edge Sense」と呼ばれる操作が可能。また、カメラには自然な色味を実現するという「HDRセンサー」と呼ばれる機能も搭載されている。ただし、カメラアプリ自体はAndroid標準のもので、ややシンプルすぎて、他の最新スマホを使っていると物足りなさを感じるかも。また、ノイズキャンセリングに対応したハイレゾ対応イヤフォンも製品に付属する。
Y!mobileオンラインストアでの一括購入価格は6万7932円。ただし、スマホプランM以上の加入で、月1512円の月額割引が最大24回適用されるので(最大3万6288円)、実質価格は3万1644円(分割時は頭金540円、1296円×24回)となっている。
Y!mobile「Android One X2」の主なスペック | |
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メーカー | HTC |
ディスプレー | 5.2型液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット |
サイズ | 約73×149×8.1mm |
重量 | 約142g |
CPU | Snapdragon 630 2.2GHz+1.8GHz (オクタコア) |
メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部メモリー | microSDXC(最大256GB) |
OS | Android 8.0 |
最大通信速度(下り/上り) | 350Mbps/37.5Mbps |
4G対応周波数(SB) | 2.1GHz/1.7GHz/1.5GHz /900MHz/2.5GHz(AXGP) |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:約1600万画素 /イン:約1600万画素 |
FeliCa/NFC | ○/○ |
ワンセグ/フルセグ | ×/× |
防水/防塵 | IPX7/IP6X |
バッテリー容量 | 2600mAh |
生体認証 | ○(指紋) |
USB端子 | Type-C |
連続通話時間(LTE/3G) | 約1360分/約1220分 |
連続待受時間(LTE/3G) | 約237時間/約317時間 |
カラバリ | サファイア ブルー、アイス ホワイト |
発売時期 | 12月7日 |