このページの本文へ

Azure Stackのオーダー開始、Windows 10 on Azure解禁

MSのパートナーイベント「Inspire」開幕、Azureの新発表まとめ

2017年07月11日 08時00分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 マイクロソフトは米国時間7月9日~13日、ワシントンD.Cでパートナー企業向けグローバルイベント「Microsoft Inspire 2017」(旧Microsoft Worldwide Partner Conference)を開催している。5日間で1万7000以上のパートナーが参加予定だ。

 7月10日の1回目基調講演(基調講演は複数回予定されている)には、CEOのサティア・ナデラ氏が登壇。Office 365、Windows 10、Enterprise Mobility + Securityを統合した月額料金制の法人向けライセンス「Microsoft 365」の新設や、「Azure Stack」の受注開始がアナウンスされた。そのほか、Inspire 2017開催に合わせていくつかの新発表があったので、Microsoft Azure関連の発表をまとめて紹介する。

「Azure Stack」の受注開始

 Azure Stackは、パブリッククラウドのAzureの基盤技術をオンプレミスで利用可能にしたもの。今回、Dell EMC、HPE、LenovoのハードウェアにAzure Stackのシステムを構築したアプライアンスの受注が開始された。出荷開始は9月を予定する。

 併せて、容量ベースで従量課金するAzure Stackの料金プランと、Azure Stackアプライアンスへのアプリケーション展開を検証するための無償開発キット(ASDK)をリリースした。

「Azure Managed Applications」をプレビューリリース

 Azure Marketplaceで、パートナーがマネージドサービス型のアプリケーションを配布できる仕組み「Azure Managed Applications」が利用可能になった。アプリケーションの配布と合わせて運用サポートサービスが提供できるようになる。

Virtual Machine Scale Setsで新しいネットワーク拡張機能がGA

 Virtual Machine Scale Sets(VMSS)で、新しいネットワーク拡張機能が一般提供(GA)になった。VMSSは、ネットワーク構成などが同一のVM(仮想マシン)を大量に自動展開するための機能。

 今回、より複雑なネットワーク要件を持つVMの自動展開に対応するために、VMごとにパブリックIPアドレスを割り当てる機能や、スケールセットのDNSを直接構成する機能、スケールセットに直接ネットワークセキュリティグループを割り当てる機能などが追加された。

「Windows 10」ライセンスのマルチテナント型クラウドへの持ち込みが可能に

 Windows 10クライアントライセンスの規約が改定され、CSP(クラウドソリューションプロバイダー)プログラムのWindows 10サブスクリプションにVM環境での利用権限が付与された。Azureおよび認定ホスティングパートナーのVMで、Windows 10が利用できるようになる。

カテゴリートップへ

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    “VMwareショック”余波、IaaSベンダー撤退も/本音は「拒否したい」時間外の業務連絡/IT部門のデータメンテ疲れの声、ほか

  2. 2位

    データセンター

    首都圏のデータセンター枯渇、電力コストの高騰、エンジニア不足 課題から考える最新データセンター選び

  3. 3位

    デジタル

    なぜ大企業でkintoneの導入が増えているのか? DX推進と「脱・属人化」を実現するエンプラパートナーに聞いた

  4. 4位

    TECH

    【提言】「VPNの安全性」が通用しない時代 ZTNAへの困難な移行を経営層はサポートせよ

  5. 5位

    TECH

    自律的に動けないメンバーを持つくらいなら、一人で全部やったほうが幸せに働ける「管理職の憂鬱」に関する調査

  6. 6位

    TECH

    IT人材の約半数が「静かな退職」 正当に評価されないし心身の健康を優先

  7. 7位

    デジタル

    地方テレビ局が生成AIで記事作成を爆速に でもその裏で“10倍増えた”業務とは?

  8. 8位

    ビジネス

    トヨタ自動車はBacklogのAIアシスタントをこう使っている “現場の知見”を貯めるAI用データベースに

  9. 9位

    ビジネス・開発

    “保守地獄”からSEを解放する 富士通がソフトウェア改修の全工程をマルチエージェントで自動化

  10. 10位

    ビジネス

    行政DXを超え、デジタルで市民の力を引き出す“地域社会DX”へ 兵庫県豊岡市の挑戦

集計期間:
2026年02月24日~2026年03月02日
  • 角川アスキー総合研究所