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『EW2770QZ』はブルーライト軽減&フリッカーフリー機能搭載

環境光に合わせて色味を自動補正する目にやさしいBenQの液晶ディスプレイがいい!

2017年07月05日 11時30分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII

提供: ベンキュー ジャパン

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 自宅でもオフィスでもディスプレイに向かって作業するとき、1日中同じ環境光下ということはないだろう。窓のそばなら外光が入ってくるし、暗くなれば照明を点けたりする。すると、画面の色味は青みがかったり赤みがかったりと変化してしまう。これは環境光とディスプレイの色温度の組み合わせで、色をどう知覚するかが変わってくるためだだ。その都度設定を変更するのも一つの手だが、それは面倒というもの。そこで、環境光に合わせて自動補正してくれるBenQの『EW2770QZ』を紹介しよう。

↑スリムベゼルを採用したBenQの『EW2770QZ』。27インチで解像度は2560×1440ドット。

色温度と明るさはディスプレイにおまかせ

 BenQの『EW2770QZ』は27型のIPS液晶を搭載した2560×1440ドットのディスプレイ。LEDバックライトを採用し、視野角は上下左右とも178度と広視野角で、Rec.709とsRGB100%の色域をサポート。応答速度は5msでコントラスト比は1000:1(ダイナミックコントラスト時は2000万:1)で、グレーレベル応答時間を設定で短くできる。

 ディスプレイ下部の中央にライトセンサーの出っ張りがあるものの、上下左右ともにスリムベゼルを採用。点灯しない部分を含めて幅は約8.7mmしかなく、横に並べて2画面化した時につながり感のある設置が可能だ。背面には、HDMI 1.4×2、DisplayPort 1.2×1の入力端子を備え、2W×2のスピーカーも内蔵している。

↑ディスプレイ下部には、ブライトネスインテリジェンスPlus技術用のライトセンサーが備わる。

↑スリムベゼルを採用。下側も薄くなっているのが特徴。

↑入力端子は左側背面にあり、スピーカーはディスプレイ底面に装備。

 この製品の一番の目玉はアイケアに注力しているところ。その1つがブライトネスインテリジェンスPlus(B.I.+)技術だ。ライトセンサーにより、輝度だけでなく、色温度も調整してくれるというもの。設定でオン/オフにでき、オンにすると内蔵のライトセンサーにより、環境照明の色温度や画像の輝度・コントラストを検出し、画面を自動的に最適な状態へ調整してくれる。ディテールや色合いを損なわずに調整してくれるので、常に見やすい画面で、目の負担を軽減してくれるのだ。

 周囲の明るさによって輝度を調整する機能というのはスマートフォンにも搭載されているので、効果の具合はわかると思うが、色温度の調整とはどういったものなのか。そもそも色温度とは、光の色を数値で示したもので、単位はK(ケルビン)。数値が低いほど赤味が増し、高いほど青みが増す。太陽光下で日中は白い壁を「白色」と認識できるが、夕方になると赤みがかかった白色に見える。カメラでホワイトバランスを取るのは、この色温度を合わせることで、見た目と同じ色味になるように撮影するためだ。

 ディスプレイの場合、RGBすべて100%なら白色なのだが、色温度の設定で赤みがかったり青みがかったりと見た目としては変化する。もちろん環境光によっても変化するわけで、例えば写真を現像したいと思ったときに、青みがかっていたり赤みがかっていたりすると正しく補正できない。環境光に合わせて自動的にディスプレイの色温度を補正してくれれば、細部が見やすくなるだけでなく、常に最適な色味で見られるという効果にもつながる。

↑左が寒色系のLEDライトを照射したとき、右側が暖色系のLEDライトにしたときの画面。適切な明るさ、色味に調整してくれる。

 もう1つがブルーライト軽減機能。Web閲覧やオフィス、文書閲覧など作業により4段階の調整が可能で、目の負担を軽減してくれる。さらに、フリッカーフリー機能も搭載。LEDバックライトは輝度を落とすと目では認識できない明滅が発生している。この明滅が目に負担を掛けており、これを解除することで目が疲れにくい仕様になっている。また、長時間使っていると、自動的に色温度を落とすデュレーション機能により、目の負担を軽減するようにもできる。

↑ブルーライト軽減機能は4段階の調整が可能。設定は右側背面にあるボタンで操作する。

 画像モードは、sRGBやRec.709のほか、シネマやゲーム、エコ、MacBookユーザー向けなどを用意。個別に色温度(標準、薄青、薄赤、ユーザー設定の4通り)や色相、彩度、輝度、コントラスト、シャープネス、ガンマといった補正が可能。自動補正に頼らず個別に設定することもできる。

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