レノボ・ジャパンは5月30日、情報セキュリティー関連事業を始めると発表、米OPSWATの「OPSWAT Metadefender」と自社サーバーを組み合わせたセキュリティー・ソリューション製品を発売した。
同社によると、特定の団体や個人を対象とした標的型攻撃など、多様な情報リスクの対策としてマルウェアの検知および駆除、無害化ソリューションの導入検討の動きが加速しているという。
また、国際的に社会問題化したランサムウェアなどによるサイバー攻撃の被害が拡大し、企業・団体においてもセキュリティー強化が課題となっていることを背景に、今回OPSWAT Metadefenderと同社のハードウェアを組み合わせたソリューションの提供にいたった。
OPSWAT Metadefenderは、「複数のウイルスパターンエンジン参照による高率のマルウェア検知」、「未知のマルウェア、標的型攻撃を防ぐ無害化」と「ソフトウェアの脆弱性検知」の機能を持つセキュリティーソフトウェア。
ウイルスパターンエンジンを最大30組合わせて使うことで、検出率を向上させ、未知のマルウェア検知にかかる時間を短縮可能。
また脆弱性検知は、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)の共通脆弱性識別子(CVE)により250のアプリケーション、1万5000のバージョンにおける脆弱性を検知できる。
Windows版とLinux版の選択が可能で、最小構成価格は45万3600円から。