帰宅前にエアコンを点けて涼しくしたい。消し忘れても自動で電源をオフにしたい。湿度や温度の細かな部分での好みに対応した調整をしたい。後付けのデバイスとアプリで、ちょっと賢い操作を行えるIoTプロダクトが登場した。
12日、米国ボストン創業のNature Incの日本法人Nature Japan株式会社は、クラウドファンディングMakuakeにてエアコンをアプリから操作できるスマートリモコン「Nature Remo」の国内予約を開始した。Makuakeでの価格は9980円(100台限定)から。
Nature Remoは、米Kickstarterでも1000万円以上を調達している期待のIoT製品。iOS、Androidそれぞれにアプリは対応しており、インターネットを経由でどこからでもエアコンを含めた家電のリモコン操作が可能になる。
エアコンを便利にする機能としては、GPSの位置情報取得から家に近づくと自動で電源がONになったり、室内の人感検知や過去の操作履歴の学習によって、電気代の節約ができたりする。
家庭内のセンサーとなる制御機能を有するデバイスには、WiFi通信、赤外線受発信のほか、温度・湿度計、モーションセンサー、照度センサー、ノイズセンサーなどを搭載。USBの給電は必要だが、壁に貼り付けるだけで、簡単にエアコン用のホームセンサーとして機能する。赤外線リモコンがついている機種ならどんなものにも対応するようだ。
商品の発送予定は、2016年12月。リリースでは、2016年内には消費電力の計測機能、電源供給機能を持つ「パワープラグ」の発売も予定し、デマンドレスポンス(電力需要抑制システム)への対応を可能にするとしている。