2枚構成ならPascal越え!?
VRに最適Polaris初のGPU「Radeon RX 480」をお披露目
2016年06月01日 23時36分更新
6月1日、COMPUTEX TAIPEI 2016にあわせたイベントにて、RadeonはPolarisアーキテクチャーの新GPU「Radeon RX 480」を発表した。
Radeon RX 480は199ドルと低価格ながら、 ハイパフォーマンスを目指したGPU。さらに最近のトレンドとなっているVRへの対応をうたっており、Oculus RiftやHTC Viveなどを楽しむためには高価なハイエンドGPUが必要だった状況をRadeon RX 480によって一変させ、「1億人にVR体験を届ける」ための製品としている。
メモリーは4GBまたは8GBのGDDR5を搭載し、バンド幅は256GB/secでTDPは150W。さらにVR PremiumやAMD FreeSyncに対応し、ディスプレーポートは1.3/1.4HDRとなってる。
性能としては従来製品と比べて、消費電力あたりで2.8倍もの性能を発揮。700ドルクラスの「GeForce GTX 1080」と比較した場合でも、DirectX 12対応ゲームの「Ashes of the Singularity」では、GeForce GTX 1080が58.7fpsに対して、Radeon RX 480を2基使用したケースでは62.5fpsとGeForce GTX 1080を上回っている。しかもRadeon RX 480は199ドルからと低価格なため、2基用意しても500ドル以下とコストパフォーマンスでも勝っている。
出荷は6月29日を予定。Oculus RiftやHTC Viveにチャレンジしてみたいが、高価なグラフィックボードを買うのがキビシイく躊躇していたユーザーには朗報と言える製品の登場だ。
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