このページの本文へ

きれいに紅葉を撮るならコレ! 秋のデジカメ特集 第2回

最高の画質で紅葉を! ソニー/ニコン/キヤノンのフルサイズ一眼画質をチェック!!

2015年11月03日 12時00分更新

文● 周防克弥

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

30万円前後で手に入る本格フルサイズ一眼レフ
ニコン「D810」

本体サイズは幅146×奥行き81.5×高さ123mm、バッテリーとメディア込みの重量は約980g。かなりの重さがあるが、それが安心感につながる

本体サイズは幅146×奥行き81.5×高さ123mm、バッテリーとメディア込みの重量は約980g。かなりの重さがあるが、それが安心感につながる

 ニコンの「D810」(ボディーのみの実売価格 30万円前後)は2012年に発売された「D800」「D800E」の後継機。以前はローパスフィルター効果の有/無で2つの機種に分かれていたが、本機はローパスフィルターレス仕様となっている。

 有効画素数は約3635万画素。ニコンのデジタル一眼レフのシリーズの中では最大の画素数で、撮影後のトリミングや印刷する場合に有利だ。

 ハイエンド向けモデルのためか、特殊エフェクト系の機能やフルオート系の撮影モードは省かれているが、基本的な撮影機能は一通り搭載。秒間5コマで連続100コマまでの連写機能や防塵防滴設計、SDメモリーカードとコンパクトフラッシュ(CF)のデュアルスロットなど、もはやプロ用といっても過言ではない。

背面モニターは3.2型(約122万画素)と大きい。RGBW配列の液晶パネルは鮮やかで明るく、屋外での視認性も高い。ボタン類は大きめで操作性を重視

背面モニターは3.2型(約122万画素)と大きい。RGBW配列の液晶パネルは鮮やかで明るく、屋外での視認性も高い。ボタン類は大きめで操作性を重視

右側には大きな液晶表示窓があり、カメラの設定状態がひと目でわかる

右側には大きな液晶表示窓があり、カメラの設定状態がひと目でわかる

デュアルスロットで、SDメモリーカードとCFが利用可能。振り分けや同時記録などが選べる

デュアルスロットで、SDメモリーカードとCFが利用可能。振り分けや同時記録などが選べる

側面のボタンを押すとストロボがポップアップする。ハイエンド向けの機種でストロボ内蔵は珍しいが、あると便利だ

 AF性能も向上し、追従性も応答性も高い。ミラーレス系のコントラスト検出方式や素子埋め込み式の位相差検出方式を採用しているデジカメが以前よりも高速にAF駆動を行なえるようになってはきたが、やはりハイエンドユーザー向けの一眼レフのAFや反応速度は素早い。

 ピントが合うまでの時間を感じさせずにピントが合ってくれるのは、撮影してて余計な事に気を使わずに済み、フレーミングに集中することができる。

 フルHD動画も撮影可能で、動画撮影時にはフルサイズのFXフォーマットでの画角と、APS-CサイズのDXフォーマットと2種類が利用可能なので、1つのレンズで2種類の画角の撮影ができる。

 カメラの基本的な機能を重視し、ミラーシャッターユニットの制振、静音化の向上やブレ対策の電子先幕シャッターなど多くの新機能が搭載されている。写真を撮ることに注力し、専念できるデジカメだ。

(次ページに続く、「ISO 6400までなら常用可能 D810の画質をチェック!

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン