シルバーモデルの受注はいよいよ6月24日から!
VAIO Pro 13 | mk2の“中”に、タフさへのこだわりを見た!
前回の記事『外で使うたび見えてくる「VAIO Pro 13 | mk2」の魅力』で、VAIO Pro 13 | mk2の魅力は「気兼ねなく外へ持ち出せることだ」と書いた。
モバイルしやすい17.9mmの薄さ・1.03kgの重さでありながら、気を遣って慎重に扱わなくて済む“タフ”さ。言うのは簡単だが、そんなはどのようにして実現されているのか。製品説明会などで語られていたポイントを振り返りながら、VAIO Pro 13 | mk2の内部をじっくりと見てみることにした。
VAIO Pro 13では天面底面ともにカーボン素材を使用していたが、VAIO Pro 13 | mk2では天面がマグネシウム、底面がグラスファイバーとなった。一体成型が可能なマグネシウムは構造で強度を高めることができ、LCD基板やアンテナケーブルといった重要な部品を鋭利に曲がったヒンジ部で守っている。
そして裏フタを外してみると、カバー内側に気になるポイントがある。カバーの中央と端子のあるフチの部分などに補強リブがある。
本体右側は端子を多く備えているため、細くなっている部分がいくつかある。このため、補強リブで剛性を高めている。
カバー中央の補強リブはというと、キーボードがたわむのを抑える役目がある。VAIO Proはキーボード面を少し浮かせて角度をつけることでタイピングしやすい仕様となっているが、浮いている分キーボード面中央は沈み込みやすい。リブを追加したことでキーボード面の剛性を高め、沈み込みを抑えたのだ。前回の記事で「しなやかさがある」と書いたが、キーボード面だけは強い力を加えてもほとんどたわまなかった。
裏フタについて語りすぎてしまったが、本体の内部も見ていこう。以下の写真で丸く囲った箇所は、従来モデルにはなく、VAIO Pro 13 | mk2で追加された内蔵ネジを示している。その数、実に10個。
このように、内部設計に至るまでVAIO Pro 13をより“タフ”に改良させた「mk2」。単に機能を追加したり、最新のパーツを搭載させただけではない。設計が見直された「VAIO Pro 13 | mk2」こそ新生VAIOにとって初めてのVAIO Proであり、今までのVAIO Proとは異なる良さを持った製品であると筆者は思っている。
ブラックはすでに発売済だが、シルバーモデルの受注がいよいよ6月24日に開始する。試用したシルバーの個人向け標準仕様モデル「VJP1329SCH1S」の価格は、最も手に入れやすい11万8584円だ。多くの人にVAIO Pro 13 | mk2の魅力が届くことを願っている。