同じようでぜんぜん違う、セルラー版とWi-Fi版
現在販売されているiPadには、Wi-Fiモデルとセルラーモデル(Wi-Fi + Cellular)の2種類がある。LTEや3Gで通信ができるか、Wi-Fiのみでの通信になるかという違いだが、実際に使ってみると別ものというほど使用感に違いがある。一度使ってみれば明白だ。
基本的な機能はほぼ同じなのだが、通信の接続性が違う。電源を入れればどこでも通信が確保できる快適さは、セルラー版ならでは。ちょっとした調べもの、SkypeやLINEといったメッセージングアプリ、SNSや写真の投稿、そして地図。外ではスマホ。タブレットは自宅オンリーと割り切れるのなら別だが、外でもiPadを使うのであれば、常時通信がないと「やっぱり不便」と感じてしまうシチュエーションは多いはずだ。
最大の課題は通信料金だが、格安SIMで乗り切れる!
ただセルラー版にまったくデメリットがないかというとそうではない。最大のポイントは通信料金だろう。タブレットは単体で持つ人よりは、スマートフォンを補う形で両方持つ人が大半だろうから、そのために月5000円も6000円もするようなパケット定額サービスに加入するのは躊躇する。スマホでテザリングすれば? というのも冒頭で書いた、すぐつながりすぐ使えるというセルラー版ならではの即時性をスポイルする。
ここまで書けば分かると思うが、この記事で書きたいのは、いまiPadを買いたいと思っているのなら、「7月から国内でも販売を開始したSIMフリー版のiPadを買え!」。そして「格安SIMを差して快適に使いこなせ」という2点である。
こう書いて理解できたなら、以下の記事を読む必要はあまりないかもしれない。Apple Storeへのリンクをたどって、すぐにポチってしまおう。
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