電子工作材料を販売するスイッチサイエンスは6月30日、Bluetooth LE(Low Energy)通信が可能なARM mbed開発ボードを発表、7月初旬より発売する。
「mbed HRM1017」は、BLEによるBluetooth Smartデバイスを手軽に開発できる開発キット。Bluetooth LE対応のmbed開発ボードとしてはNordic Semiconductorが発売している「nRF51822-mKIT」製品があるが、こちらは技適(総務省電波利用技術基準適合証)を取っておらず企業などの技術者が電波暗室で開発するためのものとなっていた。「mbed HRM1017」は技適を取得しており、日本国内でBluetooth LEの利用が可能。
無線通信チップとしてNordic nRF51822を採用、ARM Cortex-M0コア、Bluetooth v4.1準拠。USBもしくはピンヘッダからの給電で動作。GPIO29本(2.54ピッチ)を持ちブレッドボードなど刺し込んで開発することができる。
現行のmbed開発ボードと同様にパソコンにUSB接続すればUSBメモリとして認識され、クラウド上の開発環境でC/C++言語でプログラムを作成、コンパイルしたデータをドラッグ&ドロップすればプログラムが実行される。価格は5400円。