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地図やオンライン翻訳だけでなく外国旅行でもグーグルが頼りになりそう

グーグル、多言語AR翻訳アプリWord LensのQuest Visualを買収

2014年05月19日 16時45分更新

文● 行正和義

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Word Lensのスクリーンショット

 グーグルが米Quest Visualを買収したようだ。Quest VisualはAR技術を用いてスマホをかざせば写っている外国語の部分を翻訳するアプリ「Word Lens」を開発・提供している。

Quest Visualのウェブサイトに掲載されたメッセージ

 米グーグルの公式ブログにはまだ情報が掲載されていないので詳細は不明ながら、Quest Visualのウェブサイトには「我々はグーグルに参加することとなった」という旨のメッセージが掲載されている。

 Word Lensは、AndroidまたはiPhone、Google Glassで利用でき、スマホやタブレットのカメラで被写体を写せば液晶画面では翻訳された文章に置き換わって表示されるAR風翻訳アプリ。日本語には対応していないもののロシア/ドイツ/イタリア/フランス/スペイン/ポルトガル語の翻訳(英語からの翻訳も可能)で、道路標識やレストランのメニューなどで重宝し、オフラインでも動作する。

スマホを向ければ外国語部分が翻訳文に書き換わって表示される

 グーグルに参加することでどのような展開があるかはまだ不明ながら、現在でもGoogle Glass用のアプリとして提供されているものだけに、今後Google GlassなどAR/ウェアラブル機器での動向が注目される。また、Word Lensは本来有料(1言語あたり500円)だが、グーグルへの参加を記念し、現在無料で利用できるようになっている(期間限定)。

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