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「XBOX ONE」は監視デバイス? MSは否定

2013年05月30日 16時00分更新

文● 大木信景(HEW)/アスキークラウド

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 先日発表された次世代ゲーム機「XBOX ONE」。Kinectもまったく新しいものになるのだが、その機能が「監視装置」だとして、プライバシー侵害の非難を浴びる事態となっている。
 
 問題となっているのは、XBOX ONEのKinectが有するカメラ機能と音声認識機能。これらは、誤認識を防ぐためにも常に動作している。つまりは、ゲームとは関係ない時間も常にチェックを行なっているため、捉えようによっては監視されていると言えなくもない。
 
 これが、ヨーロッパで問題になっている。海外ニュースサイト「SPIEGEL ONLINE」によると、ドイツ政府組織の情報保護委員会メンバーがマイクロソフトを「監視装置を市場に送り込もうとしている」と痛烈に批判。「XBOXは、リアクションの速度や学習状況、感情の様子など、あらゆる個人情報を継続的に記録しており、外部サーバーにその情報を送っている。それらが第三者に渡される可能性もある」と語っている。
 
 一方、マイクロソフトは(当然のことながら)「監視目的にこの機能を使うことはない」とこれを否定。マイクロソフトゲームスタジオの副社長フィル・ハリソンはゲーム情報サイト「Eurogamer」のインタビューに「個人を特定できる可能性のある形では、個人情報を送信することはない」と答えている。

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