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ストレージ事業参入で第4の柱を目指す

レッドハット、スケールアウトNAS製品の販売を開始

2012年07月26日 09時00分更新

文● 渡邊利和

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7月25日、レッドハットは同社初のストレージ製品“Red Hat Storage 2.0”の国内販売開始を発表した。2011年に買収した米GlusterのGlusterFSをベースにしたソフトウェア製品で、汎用的なx86サーバーをスケールアウトNASとして利用可能にするもの。同社では、Linux OS、ミドルウェア(JBoss)、クラウドに続く第4の事業と位置づける。

国内ストレージ市場の10%を

 まず概要説明を行なった同社の代表取締役社長の廣川 裕司氏は、以前は日立データシステムズでHPと日立のハイエンドストレージに関するOEM契約をとりまとめるなどの経歴の持ち主で、ストレージに関する思い入れは今でも強いようだ。同氏は日本のストレージ市場の規模がOS市場とほぼ同規模であることを紹介し、「3年後には国内ストレージ市場の10%を獲得する」ことが目標だとした。

レッドハット 代表取締役社長 廣川 裕司氏

 同社では、従来のクラウド・仮想化事業本部をクラウド・仮想化・ストレージ事業本部に改組し、ストレージ事業を組み込んだ。クラウド・仮想化・ストレージ事業本部長の西村 哲也氏は、同社のストレージ事業を同社のクラウドに関する取り組みである「オープンハイブリッドクラウド戦略」を支える“戦略商品”だと位置づけ、「業界初のストレージロックインからの開放を実現する」オープンソースソフトウェアソリューションだとした。

レッドハット 執行役員 クラウド・仮想化・ストレージ事業本部長 西村 哲也氏

 Red Hat Storage 2.0は、x86サーバーをスケールアウトNASとして活用するためのソフトウェア製品。プラットフォームとなるx86サーバーには2ソケットのx86サーバーが推奨されるが、仮想アプライアンスとしてクラウド環境などで稼働させることにも対応している。同社の他のソフトウェアと同様にサブスクリプションモデルで提供され、最小構成である2ノードで130万円。

Red Hat Storageの特徴

 同社では、かつてLinuxが商用UNIXを置き換えたのと同様に、各社それぞれの専用機で実現されているエンタープライズストレージもx86ハードウェアとオープンソースソフトウェアで実現され、ストレージ市場が一変するとしている。

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