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「DynaEye EX Chinese Edition」はActiveX コントロール対応のSDKも用意

PFU、中国語の手書き帳票OCRソフトを中国で販売

2012年02月27日 11時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 2月27日、PFUは手書き帳票OCRソフトウェア「DynaEye(ダイナアイ)シリーズ」に手書き中国語OCR機能を搭載した「DynaEye EX Chinese Edition」を追加、同日より中国市場向けに販売開始すると発表した。

手書き中国語OCR機能を搭載の「DynaEye EX Chinese Edition」

 DynaEyeシリーズは、OCR専用のハードウェアを必要とせず、PCと汎用イメージスキャナの組み合わせでOCRシステムを構築できるソフトウェア。簡単な操作でOCR定義を作成可能で、1997年の発売以来、15年以上の実績を持ち、4500社を超える導入実績があるという。

 今回発表のDynaEye EX Chinese Editionは、中国の国家統計局による「第6次国勢調査プロジェクト」などに採用された富士通研究開発中心有限公司(本社:北京)開発の中国語OCR機能を搭載する。これにより、定型帳票の手書き文字(英数字/簡体字/記号/マーク)、OCR-Bフォント、活字簡体字、バーコードなど、さまざまな文字種を読み取りが可能だ。OCRを行なう帳票の書式定義は、未記入の帳票イメージから作成できる。

 開発およびランタイムライセンスを含まない「DynaEye EX Chinese Edition V1.0 Media kit」に加え、業務に合わせたシステムやアプリケーションの構築を容易にするOCRソフトウェア開発キット「DynaEye EX Chinese Edition V1.0 SDK」も用意する。このSDKには、基本機能(帳票認識、修正画面、データ出力)のActiveXコントロール集が含まれており、業務に合わせたOCRシステムの構築、業務パッケージへのOCR機能組込みを容易にするという。

「DynaEye EX Chinese Edition」の製品構成

 価格は、SDKが日本円換算で約50万円。ターゲットは中国政府機関や地方自治体、中国の地元企業、中国進出の日本企業などで、販売は富士通の香港法人「富士通香港有限公司」および同社のパートナー企業が行なう。国内での販売については個別対応で、PFUに相談のこと。

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