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あなたの知らない最新AVの世界 第3回

スカパー! HD内蔵のBDレコはこんなに凄い(前編)

2011年10月17日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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地デジなどと同様のデザインで表示できる「スカパー! HD番組表」。ジャンル別色分け機能にも対応しており、表示のスクロールも極めてスムーズだ

地デジなどと同様のデザインで表示できる「スカパー! HD番組表」。ジャンル別色分け機能にも対応しており、表示のスクロールも極めてスムーズだ

 鳥居:続いて、僕のようなコアなユーザーにもうれしい、スカパー! HDならではの使い勝手のよさについて教えてください。

 宮原:EPGは、スカパー! HDの番組を地デジなどと同じように表示できます。また、番組検索や自動録画の録画対象であれば「契約チャンネル」や「お好みチャンネル」で 絞り込みができます。

 鳥居:地デジやBS放送と違って、スカパー! HDはチャンネル数が多いですから、絞り込みができるのはありがたいです。こうした配慮だけでも、僕はスカパー! HDのことをよく分かっているなと感心してしまいました。

 宮原:実は僕自身がスカパー! HDチューナーを内蔵したBDレコーダーが欲しくてたまらなかったのです。ですから、録画機能にも徹底してこだわりました。

クロスメディアバーのスカパー! HDのチャンネル表示。地デジやBSなどと同じように放送中のチャンネルを一覧できる。スクロールの素早さも従来通りだ

クロスメディアバーのスカパー! HDのチャンネル表示。地デジやBSなどと同じように放送中のチャンネルを一覧できる。スクロールの素早さも従来通りだ

 BDZ-SKP75で視聴・録画ができるHD放送だけでも89chもあり、すべてのチャンネルをチェックするなんて不可能に近い。しかも、来年の10月以降はスカパー!がアナウンスしている通り、ハイビジョン放送は34チャンネル増加して総数120チャンネル以上となり、標準画質での放送も50チャンネル以上がH.264形式となって画質が向上する。つまり、170チャンネルを超えるすべての放送を、BDZ-SKP75で受信・視聴が可能になるのだ。こうなってしまうと、今までどおり契約者に配布される番組紹介のための冊子でチェックした方が使い勝手がいいだろう。

 そのため、契約したチャンネルのみ、あるいはペイ・パー・ビューチャンネルや無料の3Dチャンネルなどを追加した好みのチャンネルだけを表示する機能は必須だ。もちろん、特定のチャンネルだけの1週間番組表に切り替えることもできるので、番組探しはとても快適になる。

 ちなみに、内蔵のダブルチューナーとスカパー! HDは同時録画が可能で、合計すると3番組同時録画が可能。最新BDレコならば当たり前になりつつあるマルチタスクも万全で、3番組同時録画中でも、BDソフトの再生やオートチャプター作成、おでかけファイル作成、追いかけ再生/早見再生、BDへの高速ダビングなどが可能だ。

USB HDDに録画した番組も、ジャンルや日時などでフォルダ分けされる

USB HDDに録画した番組も、ジャンルや日時などでフォルダ分けされる

 録画先も、内蔵HDD、外付けUSB、BDへの直接録画の指定が可能。同時録画の場合、外付けUSBやBDは1番組のみ、内蔵HDDは2番組の同時記録ができる。

 また、筆者も含めて、すでにスカパー! HDのチューナーを利用している人ならば、その録画先としてBDZ-SKP75を選択することもできる。視聴契約は2つすることになるし、受信用のアンテナも2つ(またはスカパー! HDが販売している2系統の出力ができるアンテナ)必要となるが、これで同時間帯の2つのスカパー! HDの番組を録画できる。

 このときの同時録画は、内蔵スカパー! HDの録画、外付けスカパー! HDの録画、それと地デジやBSなどの録画が1つまで可能。つまり、ここでも3番組同時録画になる。

 スカパー! HDの複数契約は、加入料や基本料は1契約分と同じで、視聴料も3つめの契約までは半額となる複数台割引がある。そのため、どうしてもスカパー! HDのダブル録画をしたい人にとっては気になるところだろう。

 今回はここまで。後編では使い勝手の進化点など、さらに詳しく話を聞いているので乞うご期待!


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