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開業120周年を迎えた秋葉原駅で記念イベントが開催

2010年11月03日 20時00分更新

文● 伊藤 真広

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 今月の19日には新しい駅ビル“アトレ秋葉原1”のオープンを控えるJR秋葉原駅が、2010年11月1日に開業から120年を迎えた。

 秋葉原駅は、1890年(明治23年)の11月1日に火除地として空地になっていた現在の場所に、日本鉄道の貨物駅“秋葉原貨物取扱所”として開業。現在では、山手線、京浜東北線、総武線の3線が乗り入れており、一日に平均224,608人(2009年度JR東日本発表)が利用するJR東日本管轄の約1700ある駅の中でも9番目に多い乗降者数を誇る主要ターミナルとなっている。
 また、東京メトロ日比谷線や首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス、都営地下鉄新宿線岩本町駅の3路線の駅も隣接しており東京近郊から都心部へアクセスするための乗換駅としても賑わいをみせている。
 そんなJR秋葉原駅の歴史の中には、1932年(昭和7年)の国鉄初のエスカレータの設置や1945年(昭和20年)の戦災による焼失、1951年(昭和26年)の日本初の駅ビルデパート“アキハバラデパート”開業、そして、2006年の同店閉店などの出来事があり、現在の姿となった。

上野駅長は、駅長の衣装を身につけた子供たち一緒に記念撮影会も行なわれ、多くの親子連れが撮影会に参加していた

 こうして、開業120周年を迎えたJR秋葉原駅では、11月3日文化の日に同駅の開業を記念したイベントとして、駅長と子供の記念撮影や記念グッズの販売などが行なわれたほか、秋葉原駅の構内にも秋葉原駅の120年の歴史を振り返る年表や近隣の小学校の生徒が描いた「未来の電車・駅」絵画展の掲示、また、駅構内の至る所に開業120周年を祝うペナントも掲げられている。
 JR秋葉原駅駅長の上野氏に120周年を迎えての感想を伺ったところ「昨今大きく姿を変えるJR秋葉原駅は、ここ数年で乗降者数も増加して、JR東日本のなかでも有数の乗降者数を誇る駅となりました。今月19日には新しい駅ビルもオープンし、全面スタートも迎えます。そうした記念の年に駅長として勤務できることを嬉しく思っております」と話した。

120周年記念協賛店舗の協賛イベントは、駅構内のTokyo Food Barの7店舗は11月30日まで開催中だ

ある店舗ではSuicaを使って買い物をすると、オリジナルグッズがもらえる抽選会も行なわれていた。筆者も参加して、Suicaペンギンのストラップをゲット!

中央改札前では、秋葉原駅開業120周年記念グッズや鉄道グッズの販売も行なわれていた。写真は文明堂の秋葉原駅開業120周年記念特別仕立カステラ

駅構内には、120年の歴史を振り返る年表や近隣の小学校の生徒が描いた未来の電車や駅を描いた絵画の展示が行なわれていた。展示場所は、中央改札から入って左手の精算機の先のあたり

秋葉原駅を中心に秋葉原の歴史を振り返る写真を展示しているコーナーもあった。こちらは、Tokyo Food Barの隣の電気街口と中央改札口の真ん中付近

開業当時から大正時代の秋葉原駅の様子

昭和40年の秋葉原駅の様子。右の写真は、今は閉鎖中のアキハバラデパート改札

秋葉原駅前の写真。昭和初期には中央通りを牛車が歩いていたようだ

まもなくアトレ秋葉原1として新しい幕開けを迎えるアキハバラデパート

上空からみた秋葉原の風景

開業120周年記念日帰り旅行をびゅうプラザ秋葉原駅で販売中

 伊達家ゆかりの地として歴史好きの男女が多数訪れる仙台。同地では、12月3日から31日の期間でイルミネーション“SENDAI光のページェント”が開催される。期間中となる12月11日に、秋葉原駅会長120周年記念としてびゅうプラザ秋葉原駅限定で“「特急ひばり」で行く SENDAI光のページェントの旅”を120名限定で販売! 詳しくは、同駅電気街口改札を出て左にあるびゅうプラザ秋葉原駅の旅行カウンターに問い合わせをしてもらいたい。

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