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中判デジカメとしては格安!? ペンタックス 645D

2010年07月14日 12時00分更新

文● 小林 伸、撮影協力●クラーク記念高校秋葉原ITキャンパス

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驚くべき高感度撮影の画質

 撮影感度は常用でISO 200~1000。拡張感度をONにすることでISO 100~1600での設定が可能になる。この最高感度ISO 1600という設定はハイエンドな中判デジタルカメラでは珍しい。

ISO 400で撮影したが、このくらいではぜんぜんノイズらしきものは見えない。大型のセンサーによる背景のボケはきれいである

ISO 1600での撮影だが、ノイズ感はない。そのうえ階調もキープしているのはすごい

東京タワー全体を収めた写真。200%拡大してもタワーの突端のアンテナの形がハッキリとわかる解像力

解像感とボケの美しさは人物撮影でも非常に期待させるものがある

 ハイエンドデジタルカメラはスタジオでの使用がメインだと思う。その場合、ストロボなどの光源を使用するのでその出力で光量を調整するのが一般的である。それほど高感度域まで必要とされないことが多いためだ。このあたりは屋外での使用を念頭においている645Dでは、一般的なデジタル一眼レフ並みとまでは行かないまでも、一般的な屋外撮影ではある程度高感度への対応が必要だと考えたのだろう。

 ただ、驚くべきはその高感度時の画質である。もともとピクセルあたりの受光面積も十分に広く、さらにCCDセンサーという好条件がそろっているとしてもISO 1600の画質は十分すぎるほどきれいだ。


感度別撮影サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

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