待望の追いかけ再生にも対応!
さて、3倍録画以上に待ち望んでいたユーザーが多かったと思われる「追いかけ再生」にも対応した。この機能をサポートしたことで、たとえば録画中に帰宅した際、録画の終了を待たずに見始めることができる。DVD/BDレコーダーでは当たり前の機能として搭載されているが、従来torneは未対応だった。
追いかけ再生中でも早送りや巻戻しはもちろん、スキップ再生やシーンサーチが可能で、録画が完了した番組を再生するのと何ら違いはない。なおtorneでは、シーンサーチの間隔を15秒~5分間隔で変更することができるが、追いかけ再生中でも同様に変えることができた。特に15秒間隔はCMを効率的にスキップするためによく利用するので便利だ。
また細かな点だが、録画した番組がHDDの容量をどの程度消費しているのかが表示されるようになった。HDDに空きを作りたい場合、容量が大きい番組を探して削除することが簡単にできる。
予約録画関連のそのほかの改良点として、前出の西沢氏は「あと、繰り返し録画の際の“次の番組を探すアルゴリズム”が新しく賢くなったので、全体的に録画失敗が減ってます。それから終了時間も調整して、番組の最後まで、できるだけ録りきれるようにしました」とコメントしている。
今回、アップデートから間がないため、繰り返し録画のアルゴリズムが進化しているのは確かめられなかったが、録画されていると思っていた番組が記録されていなかったときのショックは極めて甚大である。これを考えると、この機能改善が持つ意味は大きい。
「今この番組を何人のtorneユーザーが見ているのか」が分かる!
録画機能の強化以外にも、今回のアップデートでは細かな改良が加えられている。中でも注目したいのが、「トルミル情報」の修正だ。
どのくらいのユーザーが今見ている番組を録画、あるいは視聴しているのかが分かるトルミル情報は、これまで見たことがない面白い番組を探すといった場面で非常に便利な機能だ。
ただ従来のバージョンでは「トル」、つまり録画しているユーザーに関しては人数が表示されていたが、「ミル」についてはその番組を見ているユーザーの割合だけで、実際の数値は表示されていなかった。
しかし今回は具体的な数値がいよいよ解禁された。これを見れば、ある番組は何千人のtorneユーザーが見ているのに、別の番組は数十人しか見ていない、といったことがたちどころに分かる。
具体的には、リアルタイムでテレビを視聴している最中に「○」ボタンを押すと、そのときの1時間分の番組表が画面下部に表示される。以前は人型のアイコンで割合を示していたが、アップデート後は実際の人数が表示される。
従来のアイコンでもある程度人気の傾向は掴めたが、人数が表示されるとやはり圧倒的にリアリティがある。どの番組が人気があるのかを見ているだけでもかなり楽しめる。
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