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iPhoneでリモートコントロールできる

パイオニアから3Dテレビ対応アンプ登場

2010年04月20日 14時09分更新

文● ASCII.jp編集部

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 パイオニアから、同社AVアンプラインナップのエントリー機種が発表された。7ch対応の「VSA-920」(定価8万4000円の予定)「VSA-1020」(同10万8000円)と5ch対応の「VSX-820」(同4万9800円)の3機種。いずれも6月中旬発売予定。

「VSA-920」

「VSA-920」

「VSA-1020」

「VSA-1020」

「VSX-820」

「VSX-820」

 全機種ともHDMI 1.4a対応で、3D信号のパススルーが可能。ただしARC(オーディオリターンチャンネル)には非対応となる。また920と1020はHDMI信号のスケーリングが可能となった。720pと1080iで入力されたHDMI信号を1080pにアップスケーリング/IP変換することもできる。


iPhone/iPod touchを傾けることで
音の微調整が行なえる

iPhone/iPod touch用アプリケーション「iControlAV」を使うことで、様々なコントロールが行なえる

iPhone/iPod touch用アプリケーション「iControlAV」を使うことで、様々なコントロールが行なえる

 920と1020はiPhone/iPod touch用の専用アプリケーション「iControlAV」を使って、ワイヤレス(無線LAN)コントロールすることが可能となった。ボリューム調整や入力切り替え、サラウンドモードの変更といった基本操作ができるほか、独自のジッター除去音声伝送技術「PQLS」の微調整も行なえる。

iControlAVのトップ画面。4種類の設定が可能だ

iControlAVのトップ画面。4種類の設定が可能だ

ボリュームや入力切替、サラウンドモードの変更などが行なえる「CONTROL」

ボリュームや入力切替、サラウンドモードの変更などが行なえる「CONTROL」

BDプレーヤーの操作も行なえる

BDプレーヤーの操作も行なえる

iPhone/iPod touchのセンサーを利用して、本体の傾きで音のスイートスポットを変更できる「BALANCE」

PQLSのオン/オフや調整が可能な「PRECISION」

BALANCE同様、本体の傾きでセリフや低音の調整が行なえる「EMPHASIS」。低音を強調すると手前のガラスが割れる、という演出も

iPhone/iPod touchのセンサーを利用し、本体を傾けて画面の青いボールを転がして音のスイートスポットを調整できる「BALANCE」

BALANCE同様、本体を傾けてセリフや低音の調整が行なえる「EMPHASIS」。あまり強調すると手前のガラスが割れる、という演出も

 面白いのはiPhone/iPod touchのバランスセンサーを利用して、本体を傾けることで音場を調整したり、セリフや低音強調の調整が行なえること。直観的な操作が可能だ。

 そのほか、iControlAVは同社のBlu-ray Disc プレーヤー(BDP-LX53/330)の操作にも対応。このアプリはiTunes Storeから無償でダウンロードできる。

記事掲載当初、iControlAVが他社BDプレーヤーにも対応するような記述がありましたが誤りでした。お詫びして訂正いたします(2010年4月20日)


BluetoothやUSBなど多彩な接続方法

 全機種オプションのBluetoohアダプターを使って、Bluetooth対応携帯電話やPC、ポータブルオーディオプレーヤーなどの音楽をワイヤレスで受信できる。

 これは従来通りなのだが、新機種では「Sound Retriever AIR」という高音質化技術により、Bluetoothで伝送された楽曲を補正(圧縮時に失われるイントネーションとボリューム感の復元とノイズの低減)する。これにより、よりきれいで迫力のある音声を聴くことができる。

 iPhone/iPod touchとのUSBによる接続は全機種が対応する。この際AVアンプのリモコンでiPhone/iPod touchを操作できるほか、同梱の「USB with Video」ケーブルを使えばドックが不要で映像の出力も可能となる。なお、iPhone/iPod touchとはデジタル接続となる。

 そのほか、920と1020はインターネットラジオの受信も可能。24局のプリセットが可能だ。


「Dolby Pro Logic IIz」に対応

920と1020はヒートシンクを大型化して剛性をアップ。ファンを排除して静音化している。また、電源回路を集約し、パワーアンプの信号経路を短縮するなど、本体内部構造を見直した

920と1020はヒートシンクを大型化して剛性をアップ。ファンを排除して静音化している。また、電源回路を集約し、パワーアンプの信号経路を短縮するなど、本体内部構造を見直した

 サラウンドについては、全機種ともフロントLRの上方(ハイト)にさらに2chを追加する「Dolby Pro Logic IIz」(関連記事)に対応するほか、920と1020はオリジナルサラウンドモードとして、前方の動き感をより効果的にする「ワイドサラウンド Movie」と、前方の広がり感を効果的にする「ワイドサラウンド Music」が追加された。

 さらにアドバンズドサラウンドモードに「ハイトモード」「ワイドモード」が加わったほか、ハイトスピーカーがなくても疑似的に高さ方向の音場を再現する「バーチャルハイト」、リヤスピーカーがなくても疑似的に背面の音場を演出する「バーチャルサラウンドバック」といったモードが追加されている。

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