このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

iPhone/iPodでAVアンプを操作!「VSA-1020」

2010年05月11日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 昨今のAVアンプにおいて、トレンドとなっているのがiPhone/iPodへの対応とネットワークインターフェイスの搭載だ。ドックやUSBケーブルを介してiPhone/iPodを接続し、その中にある音楽データを再生する機能を持つAVアンプはもはや珍しくない。Ethernet端子を装備し、ネットワーク上のコンテンツを再生する機能を持つ製品も、ミドルレンジモデルを中心に増えつつある。

 こうした機能を強化するだけでなく、AVアンプを「楽しみながら」操作するという新機軸を打ち出した製品がパイオニアから6月中旬に登場する。それが「VSA-1020」(希望小売価格10万8000円)だ。

「VSA-1020」

「VSA-1020」

 7chのアンプを搭載した同社のミドルレンジに位置する製品で、iPhone/iPod touchを使って操作できるという機能を搭載している。なお、低価格モデルの「VSA-920」(同8万4000円前後)も同時に発売される。HDMI入力端子の数がやや少ないなどの違いがあるが、基本的な性能は同等だ。


iPhone/iPod touchを傾けて音を調整

iPhone/iPod touchでVSA-1020/920を操作するためのアプリケーション「iControlAV」。操作インターフェイスは、「CONTROL」「PRECISION」「EMPHASIS」「BALANCE」の4つのモードに分けられている

iPhone/iPod touchでVSA-1020/920を操作するためのアプリケーション「iControlAV」。操作インターフェイスは、「CONTROL」「PRECISION」「EMPHASIS」「BALANCE」の4つのモードに分けられている

 注目のiPhone/iPod touchでの操作について見ていこう。まずはiTunes内のApp Storeで無償提供されている「iControlAV」をダウンロードする。これをiPhone/iPod Touchで起動すると、リモコンとしてVSA-1020やVSA-920を操作できるというわけだ。

 iPhone/iPod touchとアンプはLAN経由で接続する。iPhone/iPod touchは無線LAN、VSA-1020/920を有線LANでネットワークに接続してiControlAVを起動すると、自動的にアンプを検出して操作可能な状態となる。

 iControlAVでは、操作可能な項目を「CONTROL」「PRECISION」「EMPHASIS」「BALANCE」の4つに分けており、いずれかを選択して操作することになる。

「CONTROL」を開くと、まずボリューム調整つまみが現れる。このつまみの上で指をぐるぐる回せば音量調整ができる

「CONTROL」を開くと、まずボリューム調整つまみが現れる。このつまみの上で指をぐるぐる回せば音量調整ができる

PRECISIONでは、PQLSやPhase Controlの設定が可能。効果を説明するビデオも用意されているが、解説の音声が英語なのが残念

「PRECISION」では「PQLS」や「Phase Control」の設定が可能。効果を説明するビデオも用意されているが、解説の音声が英語なのが残念

「EMPHASIS」でダイアログ(セリフ)のバランスを調整しているところ。iPhone/iPod touchを手前、または奥に傾けることで調整する

「EMPHASIS」でダイアログ(セリフ)のバランスを調整しているところ。iPhone/iPod touchを手前、または奥に傾けることで調整する

「BALANCE」はiPhone/iPod touchを上下左右に傾けることで各スピーカーのバランス調整が可能。少し傾けただけでボールはスルスルと移動してしまうので、調整は結構難しい

「BALANCE」は各スピーカーのバランス調整が可能で、iPhone/iPod touchを上下左右に傾ける。少し傾けただけでボールはスルスルと移動してしまうので、調整は結構難しい

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中