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オレ達はPNDをとことん楽しみたいんだ! 第6回

ソニー「nav-u」の新型はどのくらい使えるのか?

2009年12月02日 12時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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見知らぬ土地で迷子にならないために

 ASCII.jp初となったPND特集は楽しんでいただけただろうか。PNDは機能的には2DINなどの本格的なナビには劣るが、なんといっても取り回しの良さ、シーンを選ばない汎用性の高さが魅力だ。様々な視点からそんなPNDを紹介してきた本特集だが、番外編として10月30日に発売された、ソニー「nav-u」の新型モデル「NV-U75」のレビューをお届けしよう。

ソニー 「nav-u」(NV-U75)

 まず、特集第1回目で紹介されていた「nav-u NV-U3C」(関連記事)とどこが違うのか。見た目で分かるが、本体サイズが大きい。液晶サイズが3.5(320×240)インチから4.8インチ(480×272)になり、画面上に表示される情報量がアップした。それだけでなく、タッチパネルが従来の感圧式から静電式になったのも大きな特徴だ。ただ、これに関しては好みがあるので、どっちが優れているとは言えない。例えば、自転車でグローブをつけながら操作するなら感圧式がいいし(関連記事)、普通に使うなら静電式のほうが便利だ。

 検索時の入力方法は携帯電話式の文字入力から、大画面を活かして50音が並ぶ方式に変更された。筆者の場合、携帯メールはQWERTYキーボードに頼っているため、高橋名人ばりの早打ちをする女子高生を羨望の眼差しで見ている。つまり携帯電話式が苦手なのだ。なので、この変更は非常に嬉しい。文字入力も非常にスムーズにできる。しかも、タッチパネルの感度が良いので、ストレスも少ない。問題点があるとすれば、タッチパネルが汚れやすいというところ。iPhoneでもスタイリッシュに使いこなしているのに液晶はベトベトという人を見かけるが、そういう残念なことにならないように、タッチパネルは常に綺麗にしておきたい。

文字表示が50音になり、個人的には入力もラクになった。ただ、文字の一つ一つはそんなに大きくないため、うっかり打ち間違えることも

 フラッシュメモリーの容量は4GBから8GBに拡大され、通常の検索以外に「グルメぴあ」や「全国立ち寄り温泉」などガイドブック情報が収録されている。これは主にレジャーでクルマを使う人には、とても便利。ガイドブックは便利だけど荷物になるし、結構重い。だが、これなら目的地周辺の駐車場に止めて、そこからさらにnav-uを携帯してお目当てのお店に行くことができる。出張で見知らぬ土地に行くことが多い筆者は、いつもそのへんの牛丼屋などのチェーン店で食事を済ませていたが、SUPER GT最終戦のもてぎ(関連記事)や吉野ヶ里ラリー(関連記事)のときは、nav-uを使って普段は行かないお店に行ってみた。土地勘がなくても、お店が探せるというのは心強い。なお、地図情報共有サイトの「PetaMap」とも連動しており、NV-U75をUSBでPCと繋げばお気に入りのスポットをメモリースティックに転送し、NV-U75上で使うことができるのだが、今回はこの機能を使わなかったのでここでは割愛させてもらう。

グルメぴあなどの情報が収録されているので、情報量は豊富

これがクレードル。ソニー独自の吸盤により、多少凹凸のあるダッシュボードでも、しっかり吸着できる

加速度センサーにより、現在、自車がどのくらいの速度を出しているのか算出してくれる。これは徒歩ナビでも有効。運転手は基本的にスピードメーターを見ているので、助手席の人がこれを見て「スピード出し過ぎ!」など注意を促すのに使えるかも

(次ページへ続く)

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