ネットショップに欠かせないのがショッピングカート。しかし、いざショッピングカートを利用しようとすると、どこを比べればいいかわからず、初期費用の安さや月額料金、クレジットカードの料率といった価格で選択してしまう。特に初心者のうちはどんな機能が必要かわからず、インターネットで検索して調べてみるものの、本当に自分のお店に必要な機能が揃っているか、冷静に判断するのは難しい。
そこで検討項目に入れたいのが「サポート」だ。ショッピングカートの中には、安価に提供されているが「自助努力」が基本でほとんどサポートを受けられないサービスもあれば、オプション料金を払えばデザインだけでなく、仕入れや運営まで請け負ってくれるサービスもある。自宅は3度建て替えると理想の住まいが手に入るというが、商売でやっている以上、3度もショッピングカートを乗り換えたらネットショップでの成功は遠い。初心者であれば、なおさら手厚いサポートが受けられるショッピングカートを選びたい。
「インターネットでお店やろうよ!」の木下修編集長によると、ショッピングカートのサポートで気にしなければならないのは3つ。
- サポート電話につながること
- 初心者オーナーの言葉で話してくれること
- さまざまな業種を熟知していること
さすがに「電話につながること」はどうかと思うが、「はじめてネットショップを立ち上げようとするオーナーにとっては人生の一大事。サポートの有無ではなく、まずはきちんとつながることが大事」だという。出店数が多ければサポートにかけるコストをねん出できる。なるべく出店数の多いショッピングカートを選ぶといいだろう。
「初心者オーナーの言葉で話してくれること」は、インターネットやネットショップの専門用語ではなく、「商売をやろうとする人の立場でサポートしてくれること」と言い換えてもいいそうだ。ネットショップにはSEOやアクセス解析の専門用語の他、「独自ドメイン店」や「NP後払い」など、ネットショップならではの言葉も登場する。意味不明の言葉を使ってサポートされても、何の助けにもならないわけだ。
もっとも重要なのが「さまざまな業種を熟知していること」だという。ネットショップといっても、扱う商品はさまざま。ワインのような季節変動の激しい商品もあれば、化粧品のように気に入ってもらえれば何度も同じお客さんに買ってもらえる商品もある。ショッピングカートのサポート担当者なら何でも知っていそうと思ったら大間違い。家具屋さんのノウハウでケーキを売る方法を言われても何の役にも立たないのだ。
では、どのショッピングカートが初心者向きなのだろうか。木下編集長によると、「サポートの手厚さでいえば、Eストアーのショップサーブがダントツ」だという。「Eストアーはサービス開始から10年の実績があり、その間、あらゆるネットショップユーザーの声をサービスに反映してきた。ノウハウの蓄積があり、ショッピングカート事業者としての規模も大きいので、初心者の出店を考えたら自分の友人にもEストアーを勧めますよ」という。
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