2003では……
いくつもの関数を組み合わせなければできなかった
Excel 2003まではVLOOKUP関数で見つからなかった場合をISERROR関数でエラーにして、その処理をIF関数で分岐させていた。そのため、IF関数の「論理式」にISERROR関数とVLOOKUP関数、「偽の場合」にVLOOKUP関数をぞれぞれ組み合わせた長い数式を作成しなければ求められなかった。
- C5セルに入った数式は
- =IF(ISERROR(VLOOKUP($C$4,$B$10:$E$21,2,0)),"",VLOOKUP($C$4,$B$10:$E$21,2,0))
Excel 2007にはお助け機能がいっぱい!
お助け1 数式バーの調整が可能に
Excel 2007では、数式設定を補助する機能が強化されている。たとえば、長い数式が入ったセルを選択すると、隣接するセルが数式バーの数式で隠れてしまうという不都合があった。それが、数行にわたる長い数式でも初期設定では数式バーに1行しか表示されなくなり、ほかのセルの邪魔にならなくなった【図1】。
すべての数式を表示するには、数式バー右端の[数式バーの展開]ボタンをクリックすればいいのも便利だ【図2】。
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