巷で「キアヌケータイ」と呼ばれているケータイがあるのはご存じだろうか? キアヌ・リーブス主演のSF映画「地球が静止する日」と共同キャンペーンを行なったNTTドコモの「L-01A」のことだ。
縦型のスライド式で、タッチパネル機能も搭載したこの端末。実は使えば使うほどハマってしまう、独自のカメラ機能が搭載されている。
多くのケータイがカメラの画素数競争に走りつつある中、このLG Electronics製のL-01Aはひと味違う「超スロー」な動画再生機能を搭載したことで異彩を放っている。今回は作例を交えて、このおもしろ動画機能を中心に紹介してみたい。
スロー動画再生で劇的瞬間がくっきりはっきり
では、早速L-01Aの真価をいかんなく発揮した動画を見てもらいたい。まずは理科の実験風ムービーだ。
驚いた方も多いのではないだろうか? これは、水風船が割れる瞬間を16分の1倍速のスピードで再生した動画だ。この端末には「スローモーション再生機能」が搭載されているのである。
実際の動画を見てみると下記のように、わずか数秒の非常にあっさりしたものになっている。
L-01Aは動きの速いスポーツなどの撮影に適した毎秒120フレーム(120fps)の高速動画撮影機能を搭載しており、この機能で撮影した動画なら「2分の1」「4分の1」「8分の1」「16分の1」「32分の1」の倍速で再生できる。
ただし、高速動画の撮影時はQVGA(320×240ドット)のクオリティーになる。したがって、スローモーション再生が必要ないシーンであれば、VGA(640×480ドット)で撮影したほうがよりキレイに撮影できる。ただし、この場合のフレームレートは毎秒30フレーム(30fps)となる。