※注意:ここで紹介した実験は危険を伴います。安易な気持ちで真似をしてはいけません。実験をして何らかの損害が発生しても、ASCII.jpでは一切責任を負いかねます。
やった人がいないのは幸いである。
爆発卵はできたのかできていないのか、外からはわからない。手順どおりに作った爆発卵だが、サランラップを開けると殻は割れ、白身が外にこぼれ出してしまっていた。失敗したと思った。念のためにゴーグルと手袋はしたものの、すでに殻が割れているのである。加熱の途中で圧力が逃げたと思いつつ、殻をむいた。中はちゃんとしたゆで卵だ。塩を振りかけ、歯に当てた瞬間だった。バーン!
「あっちい!!」
油断していたというか、油断していなくてもどうにもこうにも、口の周りがパンとはぜたのだ。100度以上の卵の黄身が超高速で顔に向かって飛び散ったのである。翌日、上唇が腫れ上がり、口の周りのヤケドが治るのに1週間かかった。軽いお笑いのつもりが、冗談の範囲を超えている。
げに恐ろしきは爆発卵。心臓の弱い人ならショック死、ヤクザなら全面抗争が始まるほどの威力であった。