ムービーが終わるとスネークとなって隠密行動がスタート。監督から、壁や床のテクスチャーを取り込んで擬態化する「オクトカム」機能や、日中の日差しやゴミ箱などに隠れることで上がっていくストレスなど、本作で追加された要素の解説が行なわれた。さらに敵の気配や方位を表示する「スレッドリング」機能が披露。このスレッドリングはスネークが感じる相手の気配を視覚化したものだという。このほか、謎の武器商人ドレビンが経営する「ドレビンショップ」や、スネークの左目に装着された眼帯状の「ソリッドアイ」などが紹介された。同シリーズといえば、隠密行動を取る際にダンボールをかぶって移動する姿が有名だが、今回はダンボール以外にもドラム缶といった新アイテムも披露され、40分以上に渡って行なわれたデモプレイが終了した。
なお、デモプレイのなかでは「リゲイン」をはじめとしたコラボレーションアイテムの紹介も行なわれた。それらの紹介のなかで最も目を引いたのは、アッキーナこと南明奈さんが登場したことだ。彼女はMGS3を何回もクリアしているというゲーム大好きなグラビアアイドル。アッキーナがMGS4に登場するするきっかけとなったのは、2007年の東京ゲームショウで小島監督と出会ったことだという。
発表会の最後に、6月12日の世界同時発売当日までの間、世界各国でサイン会やトークショウを実施するワールドツアーを行なうことが発表された。ワールドツアーは、発売前にロンドン、マドリッド、ミラノ、ハンブルグ、アムステルダム、パリの6ヵ国6都市を回り、6月12日の発売日は、日本、ニューヨーク、ロサンゼルスの2ヵ国3都市で迎える予定となっているとのこと。
そして、小島監督は最後に「次世代に伝えるものべきものは何かをテーマにしてこれまで続けてきた。今作では、最も伝えにくいものだが伝えなければならないセンスと、読んでいる人の意思や感情などをテーマにしている。MGシリーズが始まって21年。MGSになってちょうど10年、これまでのノウハウ、経験、技術をすべてつぎ込んだ集大成が詰まっている作品。我々のセンスを感じてもらってゲームを遊んでもらい、次の世代にこのセンスをつなげていただきたい」と語り、「MGS4メイキングムービー」がエンディングで流された。
これで、終了かと思った矢先、場内に謎の音声が!
「完成披露イベントは終了しました。全ては予定通りです。これからミッションの最終段階に入ります。発売日当日のサプライズ、実行しますか?」
「そうです、秋葉原、ニューヨーク、LA、全世界同時生中継」
「VIPも参加を快諾されています。そうです、あの方です」
「了解しました、6月12日を。ところで、例のプロジェクトはいかがいたしましょう?」
「そうです、あの男は散りましたが、続編の件です」
「なるほど。了解しました……社長」
このメッセージは続編の制作を示唆するものなのか、6月12日の「MGS4」の発売以降も目が離せそうにない!!
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