よく使うフォルダに一発アクセス
連載では紹介していないが、Vistaのエクスプローラの機能で、筆者が気に入っているのが前述の「お気に入りリンク」だ。
これは、フォルダへのショートカットを並べたもので、クリックするだけで任意のフォルダに移動できる。例えば、仕事用のファイルは「ドキュメント¥Work」フォルダに置いているという場合、このフォルダのショートカットを作成してお気に入りリンクに置いておけば、エクスプローラでどのフォルダを表示していても、1クリックでWorkフォルダを表示できるというわけだ。
お気に入りリンクに表示されるショートカットは、各ユーザーごとのドキュメントフォルダの下にある、「リンク」フォルダ(C:¥Users¥ユーザー名¥Links)に登録されている。ここに表示させたいフォルダのショートカットをコピーしておけば、エクスプローラ上にも表示される。また、お気に入りリンクはマウスでのドラッグで表示順序も変えられるので、頻繁に使うフォルダへのリンクは上に移動しておくとよい。
例えば筆者は、ウェブブラウザーでダウンロードしたファイルはすべてC:¥Users¥ユーザー名¥Downloads(エクスプローラ上では「ダウンロード」)に置くようにしているので、このフォルダのショートカットをお気に入りリンクに置いている。
グループ表示も使いやすく
エクスプローラ内での、ファイルのグループ分け表示機能もより使いやすくなった。
例えば“ファイルの種類”別に表示した状態で、種類名の部分をクリックすると同じ種類のファイルをまとめて選択できたり、今必要のない種類は折りたたんで非表示にするといった使い方ができる。