内閣府認証の特定非営利活動法人日本ウェブ協会(理事長:森川眞行)が主催する『アックゼロヨン・アワード2007』における「アックゼロヨン・アワード2007グランプリ発表・表彰式」が、4月23日(水)に東京国際フォーラムにおいて開催された。本アワードは、アクセシビリティやクリエイティビティの両立といったウェブサイト自体のあり方だけでなく、そのうえで実際に成り立つコミュニケーションに着目し、優れたコミュニケーションを実現するウェブサイトを表彰するものだ。
当日はグランプリをはじめ、コーポレートコミュニケーション部門、セールスプロモーション部門、エレクトロニックコマース部門、アカデミック・エデュケーション部門、公共・地域振興・その他のコミュニケーション部門の各部門賞ならびに特別賞が贈賞され、後援省庁より大臣表彰も行なわれた。また、後半に行なわれたパネルディスカッションにはアックゼロヨンではおなじみになった特別審査員の麻生太郎衆議院議員がサプライズゲストとして登場した。
麻生氏は政調会長時代に特別審査員を務める竹中ナミ氏(社会福祉法人プロップ・ステーション 理事長)にアックゼロヨン開催に協力を求められて以来、アックゼロヨンを応援している。ウェブの今後についての考えを聞かれた麻生氏は、「今後はますます高齢者が増えるが、要介護はそのうち、十数パーセントで、多くの高齢者は元気。お金もみなさんより持っているし、ヒマもある。でも、寂しい。ウェブはそうしたところに目を向けたビジネスを考ええるべき。例えば、障害者のみなさんに対して、かわいそう、と手を差し伸べるのではなく、できるまで待ってあげる事が必要。高齢者も同様で、年寄り扱いするのではなく、仕事を作ってあげた方がいい。そうすれば年金受給者が納税者になるんだし」といつもの麻生節が飛び出し、隣の竹中氏がひやひやしてフォローする場面もあったが、言葉キツいが愛のある発言に、すっかりファンになってしまった参加者もいたようだ。