筆者は仕事柄、さまざまな画面のスクリーンショットを撮る。パソコンやiPhoneなら簡単に撮れるが、面倒なのがゲーム機やメディアプレーヤーなどのデジタル家電だ。これらの機器で、スクリーンショットの機能があるものはまずない。
そこで役立つアイテムがHDMI入力対応のキャプチャーカードだ。ゲームの動画などを投稿する際にも利用できる。今回はプレイステーション3(以下PS3)などのHDMI映像を、パソコンでキャプチャーする技を紹介しよう。
HDMI入力を4ポート備えて2万円以下!
サンコーのHDMIキャプチャーカード
パソコンに入力される映像を記録するには、通常なんらかのキャプチャーカード/ユニットが必要になる。HDMI入力端子を備える製品もいくつか発売されているが、2万円以下で手に入るものとなると数製品に絞られる。そんな中で、今回試用したのはサンコーが販売するのが「HDMIビデオキャプチャーカード」だ。HDMI入力を4ポート備えるという製品である。
インターフェースはPCI Express x1で、対応OSは「Windows XP SP2以上」とされている。無論32/64bit版どちらもサポートする。Windows 7搭載パソコンは64bit OS搭載機種が多いのでうれしいところだ。リアルタイムキャプチャーに対応する解像度は、480P/720P/1080i/1080Pという。この価格帯で1080P対応というのは珍しい(ただし1080Pは30fpsのみ)。
付属ディスクからのドライバーとキャプチャーソフトのインストールは、特に手間取ることはない。英語のマニュアルも一応付属している。HDMI入力端子は左側から「1~4」と番号が割り振られているが、入力を自動認識するとのこと。
HDMI映像をキャプチャーする
HDMIキャプチャーボードのセットアップが完了したら、リビングからPS3を持ってきて、HDMIケーブルをカードに接続して電源を入れてみた。しかし何も映らない? サンコーのウェブサイトをよく見てみると、「PS3では1080iモードにするように」と書いてある。「1080Pで表示したいんだけどなあ……」と思いはしたが、一旦リビングに戻して、「ディスプレーの設定」で1080iに変更してから再挑戦。
今度はあっけなく画面が表示された。1080Pの入力には対応しているものの、30fpsまでしか対応しないため、PS3では1080iで利用するしかないようだ。
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