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「Interop Tokyo 2026」アスキー全力特集! 第45回

「オプテージ曽根崎データセンター(OC1)」はどんな課題に効くのか? Interop レポート

コスト・人手不足・AI… ITインフラの悩みをオプテージが最新データセンターで解決

2026年07月02日 11時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp 写真● 曽根田元

提供: オプテージ

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 今年(2026年)1月、大阪市内で新たなデータセンター「オプテージ曽根崎データセンター(略称:OC1)」が開業した。Interop Tokyo 2026のオプテージブースでは、現在の企業がITやAIの運用で抱えるさまざまな課題をパネルにまとめ、同社のオプテージ曽根崎データセンター(OC1)やデータセンターサービスが、顧客課題の解決にどう役立つのかを説明していた。

 今回はオプテージの酒井貴大氏に、ブースを訪れるInterop来場者は特にどんな課題に注目していたか、オプテージが提案するソリューションとは具体的にどんなものかを解説してもらった。

オプテージ ソリューション事業推進本部 データセンタービジネス推進部 データセンター推進チーム サブマネージャーの酒井貴大氏

ITインフラ運用のさまざまな悩み、それに応えるオプテージ曽根崎データセンター(OC1)

 OC1は、関西電力グループの通信事業者であるオプテージが運用を開始した、最新鋭の都市型データセンターである。大阪の「O」と、コネクティビティ(接続性)の「C」の頭文字をとった名前からも分かるとおり、JR大阪駅から徒歩圏内の良好なアクセス、主要なIXやDCI、メガクラウド事業者などへの良好なネットワーク接続環境が特徴だ(関連記事:クラウド時代に選ばれるデータセンターへ オプテージ「曽根崎データセンター」はネットワークへの接続性が強み)。

 オプテージでは、今回のInterop出展ブースにおいて、合計8種類の“課題パネル”を制作した。その理由について、酒井氏は「お客さまの課題は、利用システムやITインフラ構成などによってまちまちです。一つひとつの課題に対して、長年お客さまへのITインフラ最適化を支援してきた立場として解像度を高め、オプテージとしての解決策をパネルでご紹介しました」と説明する。

 8種類の課題パネルには、クラウドも含めたインフラコストの最適化、老朽化した既存データセンターの刷新、IT運用担当者の業務負荷軽減、今後のAI活用に向けた新たなインフラ構築など、さまざまなトピックが取り上げられていた。このうち、Interop来場者の関心が特に高かったパネルを酒井氏にピックアップしてもらい、その顧客課題にオプテージが提案するソリューションを解説してもらった。

 まずは「クラウドの品質を維持したまま 『脱クラウド』で、コストも改善」というパネルだ。ITインフラとしてパブリッククラウドを利用することは当たり前になったが、クラウドのみで運用することが最適解とは限らない。想定以上のストレージ利用(従量課金)によるコスト増、高額なデータ転送料金、為替変動の影響など、特にコスト面の課題を実感している企業は多い。そこで、“クラウド+データセンター”というハイブリッド構成を、最適なバランスで、適材適所に使い分けることが推奨される。

 ただし、ハイブリッドクラウドを最適なかたちで利用するためには、オンプレミス環境とクラウド環境がシームレスにつながっていなければならず、古いデータセンターや郊外型データセンターではその要件を満たせないことがある。その一方で、OC1は、メガクラウドや他のデータセンターと安価にダイレクト接続が可能なコネクティビティを備えており、ハイブリッド環境の構成にも適している。酒井氏は「オプテージが通信事業者である強みを生かしたご提案だと思います」と語る。

 「IT運用業務の負荷低減 人員採用なしに解決」というパネルは、IT人材が慢性的に不足し、企業のIT担当者がコア業務(IT戦略の策定など)に時間を割けないという課題を取り上げていた。

 この課題に対するソリューションは、運用作業をオプテージのエンジニアが代行するサービスの提供である。中でも「ライブオペレーション」サービスは、IT担当者の業務工数を大幅に削減できるという(関連記事:人手不足のIT運用部門、その課題をOC1のデータセンター運用支援サービスが解決する)

 「このサービスは、作業現場のライブ映像を見ながら、遠隔で作業指示ができるのが特徴です。工数のかかる作業手順書を準備しておく必要はありませんし、予期せぬトラブルの発生にも柔軟に対応できますので、サービスへのニーズは高いですね」

新たな課題をもたらすAIインフラ運用にも、オプテージのソリューションを

 最近では、AIインフラにまつわる“AI時代ならでは”の課題も生じている。たとえば「コスト削減を実現しながら、最新データセンターへの移設を可能に」というパネルでも、AI時代ならではの課題が取り上げられていた。

 AIインフラを構築するためには、データセンター側で、消費電力の大きなGPUサーバーに見合った電力容量を確保している必要がある。だが、古いデータセンターは1ラックあたり4~5kVA程度の容量で設計されていることで、大型のGPUサーバーが設置できないケースもある。

 一方、最新のOC1は「1ラックあたり10kVA」も対応可能な基準で設計されており、都心部に推論用GPUサーバーを設置し、運用するうえで十分な余裕を持つ。

 もっとも、AIモデルのトレーニング(学習)用途で使うAIインフラの場合は、さらに高い電力容量や、水冷サーバー対応の設備まで必要なケースもある。この課題に対するオプテージのソリューションが「美浜AIデータセンター」だ。パネルには「GPU設置のデータセンター 品質とコスパを妥協なく両立」という文字が躍る。

 福井県美浜町で整備を進める美浜AIデータセンターでは、生成AIの学習用途を想定したコンテナ型データセンターを採用する。1棟をお客さま専有環境として提供し、高性能GPUサーバーに対応する高負荷ラック、DLC(直接液体冷却)方式に対応した水冷設備、100Gインターネット回線を備える。

 さらに、OC1のハウジングサービスを契約する顧客は、美浜とOC1の間を100G/400Gのオール光回線(APN)で接続でき、都市型データセンターのOC1に置く推論基盤と、美浜の学習基盤を連携させる構成にも対応する。

 「美浜AIデータセンターは、電力や土地の確保に柔軟性のある郊外型の立地と、開設/増設のリードタイムを短縮しやすいコンテナ型の特長を生かし、生成AIの学習に必要なインフラをコストパフォーマンス高くご提供することを目指しています。AI活用を高度化したい一方で、GPUサーバーの電力/冷却/設置スペースに課題を感じているお客さまにご提案したいサービスです」

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