このページの本文へ

新「EPYC」プロセッサーとともにデータセンター分野で展開予定

AMDが7nm提供開始、Vega「Radeon Instinct MI60」と最大64コアのRomeこと新「EPYC」を発表

2018年11月08日 16時55分更新

文● 行正和義 編集●ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 AMDは11月6日、米サンフランシスコにてイベント「Next Horizon」を開催。データセンター向けの新グラフィックスプロセッサーや次世代CPUコアを発表した。

 「AMD Radeon Instinct MI60」はVegaを7nmベースとした設計で、64ユニット(4096ストリームプロセッサー)と最大1TB/sのメモリー帯域幅を備えた32GB HBM2 ECCメモリーを備えるPCIe 4.0×16対応GPU。ディープラーニングやエッジコンピューティングなどのハイレベルな演算に最適化されている。60ユニット(3840ストリームプロセッサー)の「AMD Radeon Instinct MI50」もラインアップ。

Vega 7nmと「AMD Radeon Instinct MI60」

 また、7nm設計のAMD「Zen 2」をベースにした「EPYC」プロセッサー(開発コードネーム:Rome)に関する情報も公開された。最大64コアでPCIe 4.0に対応する。EPYCはクラウド演算サービスに向けたプロセッサーだが、新たにAmazon Web Servicesで利用可能と発表。EPYCとRadeon Instinct MI60の併用した演算デモンストレーションを実施して演算力をアピールしている。

新EPYCプロセッサー。7nm設計の8コアダイが左右に4基ずつ合計8基で最大64コアを構成している。中央部はI/Oダイでこちらは14nm設計

EPYCプロセッサーはAWSで利用可能に

カテゴリートップへ