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シンプルIoTで小規模農家への普及を目指す

畑の異常を電話で通知、KDDIウェブが沖縄で実証実験

2018年08月09日 11時45分更新

文● ASCII編集部

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KDDIウェブコミュニケーションズは、2018年8月7日、農作業支援通知システム「てるちゃん」の実証実験を沖縄県糸満市と共同で開始した。同社が進める ITを活用した地方創生プロジェクト「Cloud ON OKINAWA」の取り組みの一環。

「てるちゃん」のサービス概念図。クラウド電話API「Twilio」を利用する

狙いは農作業の効率化だ。パイナップルやマンゴーといったトロピカルフルーツのイメージの強い沖縄だが、実は小菊の出荷量で全国トップ。中でも、人工的に光を当てて花芽の形成と開花時期をコントロールする「電照菊」の栽培が盛んだ。電照菊は夜間、ブレーカーが落ちるなどのトラブルで照明が消えると開花時期が早まってしまい、商品価値が下がってしまう。そのため小菊農家には夜間の巡回が欠かせず、負担になっていた。

KDDIウェブが開発した「てるちゃん」は、畑に設置したセンサーで照度の変化を検知し、異常があれば電話やSMSで農家に通知するサービス。農家の夜間の巡回を不要にし、負担を軽減する。農家側から「てるちゃん」に電話をかけることで、現在の状況を確認することも可能だ。

畑に設置するセンサー

センサーを利用した同様のサービスやシステムは従来からあったが、大規模農家向けの多機能なものが多く、導入やランニングにかかるコストがネックになっていた。KDDIウェブは機能を大幅に絞り込むことで、小規模農家でも利用できる低価格なサービスとして提供する。

実証実験の期間は半年間。11月からはマンゴー農家に対象を広げ、ビニールハウス内の温度の変化を通知する機能を提供する予定だ。

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