スパイク・チュンソフトが4月12日に発売するPS4用ソフト『シティーズ:スカイライン PlayStation 4 Edition』について、スムーズに街づくりを行うための心得をお届けします。
本作は、Steamで人気の都市開発シミュレーションゲーム『Cities: Skylines』を日本語ローカライズし、PS4のコントローラ操作に最適化したものです。市長となったプレイヤーは道路や線路を自在に敷設し、人々が暮らす居住区や職場となる商業区といった区画を指定しながら、思い思いの街を作っていきます。
『シティーズ:スカイライン』が多くの人を虜にしている理由の1つに、作った街で暮らす住人たちはそれぞれが生活サイクルを持ち、それが実際にゲーム上で再現されていることがあります。
例えば社会人ならば自宅から職場まで、最適な交通機関を利用しながらの通勤がシミュレートされ、バス停と地下鉄駅を近くに置けば、乗り換えを行う住人たちを眺めることができます。
そんな作るのも見るのも楽しい『シティーズ:スカイライン』ですが、自由度が高すぎるがゆえに何をどうしたらいいのか分からない人もいるでしょう。そこで、この記事では新米市長が覚えておきたいプレイのコツを8つピックアップしました。
記事の最後ではダウンロードコンテンツ(DLC)の情報を掲載しています。人口の到達で解放される“マイルストーン”だけでは足りない! という方は、ぜひともチェックしてみてください。
【01】プレイするマップは特徴を見極めて選ぼう
ゲームをスタートすると、まずベースとなるマップを選ぶことになります。どのマップを選ぶのも自由ですが、オススメはクリフサイドベイやグランドリバーなどの航路が接続されているマップ。航路があることで貨物港や客船を利用でき、流通経路や観光客が増えるうえに、街作りにメリハリが生まれます。
ちなみに建設される建物のパターンは、選んだマップに左右されます。
【02】外部接続の道路と街への導線はスムーズに
人口は外部接続の道路と街の道路を結び、居住区に人が引っ越してくると増えます。そのため、スタート時はこの接続が欠かせません。
人が増えるほど交通量も増えていくので、あらかじめ大きな道路と接続させておくことが、街の発展をスムーズにさせるポイントです。
【03】街の拡張は一気に行わずに需要ゲージを確認!
どこに何を建てるのも自由とはいえ、人口が少ない序盤に区画を一気に広げても、なかなか人は集まってくれません。何の区画がどのくらい必要なのかは、画面右下の需要ゲージで確認しましょう。
“ゲージが長い=需要が高い”ことを示すので、その区画を増やすように心がけると、スムーズに街を広げることができます。
【04】公共施設はサービスの範囲を見ながら適度に配置
税収が少ない序盤に警察署や消防署などの公共サービスを建てまくると、必要経費が高くなり資金不足に陥ります。施設を建てる際は、建設予定地周辺の道路にサービス範囲を示す緑が届いていない場所が広がったら1つ増やすというように、むやみに建てすぎないようにしましょう。
なお、ゴミ処理や下水施設については、汚染を広げるマイナス効果があります。サービスが行き届いていないからと居住区のそばに置くと、病気が発生していい結果になりません。1つの視点だけでない公共サービスの提供も、市長の大事な仕事です。
【05】居住区はなるべく騒音が低い場所に指定
住人たちは騒音に敏感です。よって、居住区を指定する際は、情報パネルで騒音を確認し、極力高くない場所を選ぶことが多くの人を集めることにつながります。基本的に商業区、産業区は騒音が高くなるので、あまり密接させすぎないのがコツです。
【06】教育を充実させて職場の人材確保を!
人口が増えても職場が足りないと、人々はこの街から去ってしまいます。とはいえ、むやみに商業区や産業区を増やしても、労働可能者が全員働けるわけではありません。
重要なのはどの教育まで終了しているかで、レベルの高い施設ほど高い教育水準が求められます。学生は卒業まで一定時間が必要なので、あらかじめ余裕をもって小学校、高校、大学を用意しておくのが得策です。
【07】地価と幸福度を上げて建物をレベルアップ
街を発展させていくのに重要なポイントが、地価と幸福度です。これらは公共サービスを充実させると上昇していきます。
地価と幸福度が高ければ建物がレベルアップして、見た目もどんどん豪華になります。その結果、より多くの人が集まるようになり、街が発展していくのです。もちろん、税収も増えるので、より多くの都市開発ができるようになっていいことづくめ!
【08】渋滞を減らす工夫が街の発展を促す!
街の拡大でどうしても避けて通れないのが渋滞です。渋滞は主に居住区から商業区や産業区に向かう車の流れと、商業区や産業区に物を運ぶトラックなどが集中すると発生します。
自家用車が通行するルートと外部接続に向かう物流ルートを区別することで、渋滞はだいぶ緩和されます。また、外部接続のポイントを増やすことも、渋滞緩和に大きくつながるので試してみましょう。
簡単ではありますが、新米市長に向けたアドバイスをお届けしました。ですが、あくまでこれらは基本であり、街ごとに何をいつやるべきか臨機応変な対応が求められます。
このやりくりこそが『シティーズ:スカイライン』の醍醐味であり、それを解消できたときの達成感もひとしおなのです。ぜひアナタの頭に浮かんだ白地図を、このゲームで描いてみてください。
DLCで広がるさらなる街作りの楽しみ!
本編の発売と合わせて配信されるDLC第1弾の『スノーフォール』は、名前の通り雪をテーマにした新マップや新施設が登場します。天候・気温の変動による都市への影響や道路の整備など、既存マップでのプレイにも影響を与える新要素が追加されます。
そして『スノーフォール』をはじめとした5つのDLCがセットになったシーズンパスも発売されます(『スノーフォール』以降のDLCは後日配信予定)。すべて揃えばバリエーション豊かな街が作れること間違いナシ! 単品で購入するよりもお得なので、ぜひご検討ください。
さらに、ゲーム本編とシーズンパスがセットになった『シティーズ:スカイライン PlayStation 4 Premium Edition』の発売が決定しました。シーズンパスの購入を決めている人は、こちらをお買い求めいただくことをオススメします!
今後配信予定のDLC ※発売順は未定
『ナチュラルディザスター』:発売日未定/1,728円(税込)
巨大隕石の落下や大地震など、都市を襲う大規模自然災害を導入する拡張パック。
『マストランジット』:発売日未定/1,512円(税込)
フェリーや飛行船、ケーブルカー、モノレールといった大規模交通機関を導入する拡張パック。
『コンテンツクリエイターパック』:発売日未定/1,188円(税込)
近代的なハイテクビルや、アールデコ調の建物など、約30種の建造物を導入する拡張パック。
『ラジオステーションパック』:発売日未定/972円(税込)
ロック、ラウンジ、グルーヴなど、30以上の多彩なBGMを導入する拡張パック。
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