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夕方の港猫。モニターを開いて低い位置から撮影。実はこの猫、すごく人なつこくて、このあと、ロープを超えてこっちにやってきたのであった(2018年1月 ソニー Cyber-shot DSC-RX10M4) |
新年早々、鞆の浦へ行ってきた。
最近、瀬戸内海に浮かぶ島々の猫が話題になったり、瀬戸内海に面した尾道の猫が話題になったりしてるけれども、鞆の浦も瀬戸内海に面した小さな街で、猫に出会えるのである。
そんなわけで今回はお正月の港町猫。
せっかく遠出するのだからと、ソニーから「DSC-RX10M4」(実売価格 18万6000円前後)という猫撮り最強カメラをお借りしてのぞんでみた。
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猫とソニーの「RX10IV」。デジタル一眼っぽく見えるけど、レンズ一体型。25倍ズームで最望遠時はここまでレンズが伸びるのが特徴。大きいけれどもその分超パワフル |
このカメラ、デカくて高価だけれども、「どんなシチュエーションの猫でもこれならOK」という万能猫撮りカメラなのだ。
1型センサーのハイエンド機なので画質はOK。動き回る猫にも瞬時にピントが合う超高速AFに高速連写、さらに近くの猫は広角で遠くの猫は600mm相当の望遠で、と人なつこい猫も警戒してる猫も撮れるし、猫目線のローアングル撮影時はチルト式モニターで対応という超万能型カメラなのだ。
では撮るぞ、ってんで小さな漁港へ行くと、首輪をしてるキジシロを発見。近づいても逃げないので超望遠で顔のどアップ。
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600mm相当の望遠の迫力、ってことで小柄なキジシロの顔をアップで狙ってみた。何匹かいたのだけど首輪をしてるのはこの猫だけ。もしかしたら近所の誰かが飼ってるのかも(2018年1月 ソニー Cyber-shot DSC-RX10M4) |
いやあさすが600mm。きれいに撮れた……と思いきや、この猫、めちゃ人なつこくて、私がしゃがんで低い位置に構えてたら、いきなりこっちに歩いてきたのである。
こっちに歩いてくる猫にピントを合わせ続けられるかどうかは猫撮りに向くかどうかの大事なポイントなのだけど、ちゃんと合ってくれました。えらい。
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被写体にピントを合わせ続けるAF-Cモードで歩いてくる猫を。ちゃんと顔にピントが合い続けてくれてさすが。フォーカス性能は確実に前モデルより上がってると思う(2018年1月 ソニー Cyber-shot DSC-RX10M4) |
なんとこのキジシロ、さらにこっちに近づいてくるのである。
慌ててレンズを広角側にズームアウトしてあわわわとシャッターを切ったのが次の写真。
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「これはなに?」って顔で覗き込んだ瞬間。何にでも興味を持つ年頃の猫だったのだ。という一枚。よくこれでピントが合ったなあと撮った方が感心するくらい(2018年1月 ソニー Cyber-shot DSC-RX10M4) |
広角側だとかなりギリギリまで寄れる……ってのはスペック表を見て知ってたけど、いきなりレンズを覗き込んできた猫に間に合うとは思わなかった。撮れててびっくり。
本来なら自分の影がかぶらない角度で狙うんだけど、そんなヒマはまったくなかったわー。
超万能型カメラと書いたけど、ほんとに遠くも近くも撮れたわ。
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