リモコンにボタンが多すぎるという意見があります。
テレビにしてもコンポにしてもリモコンのボタンはどうしてこんなに多いのでしょうか。ミニマリストを自認する方が見たらめまいを起こして倒れそうです。ボタンが多くなるのはしかたないにしても、「必要なボタンだけまとめられればいいのだが」と思うときもあるはず。
「eRemote mini」が悩みを解決するかもしれません。
クラウドファンディング「Makuake」で目標金額の700%を達成したeRemote miniは、スマートフォンで家電を操作できるスマートリモコンです。メーカーや年式に関係なく、「赤外線リモコン付き家電」(エアコン、テレビ、照明、加湿器、お掃除ロボット、コンポなど)に対応します。
スマホ(かタブレット)をWi-Fiに接続してアプリを起動し、eRemote mini本体に接続。そして、追加するリモコンを選びます。要するに、ご家庭で今お使いのリモコンを、どんどんアプリ内に追加できるのです。
このeRemote mini、実は、一からリモコンのパネルを作れるカスタマイズ機能があります。
どのようなものでしょうか。実際にアプリを起動しながら見ていきましょう。
eRemote miniをスマホから操作できるようにして、アプリの画面にリモコンのパネルを登録。そしてお使いのテレビのリモコンから出る信号をeRemote miniに学習させれば、家にあるリモコンがすべてスマホから操作できるようになる……。これがeRemote miniというガジェットです。
「カスタマイズ」では、アプリで操作するリモコンのパネルを自分好みに作れるというわけです。
カスタマイズ画面では、何もない画面に、ボタンを配置。そこにお使いのリモコンの信号を覚えさせていく、という手順を踏みます。
電源ボタン、音量(チャンネル)の上下ボタン、数字ボタンなど、一通りのアイコンはアプリ側で用意されていますので、そこから選んでいけばOK。もちろん、自分で撮影したり、描いたりして用意した画像をボタンにして使うことも可能です。
ボタンを配置しても、それだけでは意味がありません。リモコンの信号を学習させる必要があります。たとえばパネルに配置した「Power」ボタンを押すと、テレビの電源ボタンと同じ信号を送れるようにしたいとします。
それなら、まず、Powerボタンをタップすると「選択してください」というメニューが表示されるので、「学習」を押します。続いて、eRemote mini本体にむかってテレビの電源ボタンを押します。この要領で、かたっぱしからボタンを追加していくわけです。
使い方としては、自分に合ったシンプルなリモコンを作るのはもちろん、特定の操作にだけ特化したリモコンを作るのもいいでしょう。ゲーム機で遊び終わったらすぐBlu-rayを再生できるようにするとか。
あるいは、お子さんが操作しやすいように、最低限のボタンだけを配置したリモコンを作るというのもよいと思います。Wi-Fiさえ届けばスマホから操作できるので、「1階にいるときに、2階のエアコンを操作する用」のパネルを作るのも面白いかもしれません。
リモコンの「アウトプット」「インプット」機能があるので、ほかの端末や、家族所有の端末にも簡単にコピーできます。このあたりもスマートです。
電源はmicroUSB経由で、本体サイズはおよそ幅53×長さ53×高さ65mm。Wi-Fiは2.4GHz帯のIEEE802.11 b/gに対応していて、アプリはiOS 5.0以上、Android 3.0以上に対応です。6980円で予約受付中。2016年12月下旬にお届け予定です。