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きれいに紅葉を撮るならコレ! 秋のデジカメ特集 第3回

4万円台からの最新ミラーレス一眼4機種の画質をチェック!

2015年11月04日 12時00分更新

文● 周防克弥

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高速なAFと4K解像度の30コマ連写が可能
パナソニック「DMC-G7」

本体サイズは幅124.9×奥行き77.4×高さ86.2mm、バッテリーとメディア込みの重量は約410g

本体サイズは幅124.9×奥行き77.4×高さ86.2mm、バッテリーとメディア込みの重量は約410g

 懐古的な雰囲気をウリにするミラーレス一眼が多い中、パナソニックのLUMIX「G」シリーズは先進的なイメージが強い。その最新モデルが「DMC-G7」(ボディーのみの実売価格 7万5000円前後)だ。

 撮像素子は1600万画素のLiveMOSセンサーを採用。画像処理には同社の「ヴィーナスエンジン」を採用し、高速な処理が可能だ。

 この処理エンジンを利用した空間認識技術により、高速なAF駆動と追従性が向上。AFはコントラスト検出方式のみだが、合致速度や駆動速度はかなり高速で「ミラーレスのAFは遅い」という印象が払拭されるほど。一眼レフと比較しても、AFの精度やスピードに関してはほとんど差を感じることがなかった。静止した状態の被写体へのAF合致はもちろん、動いている被写体への追従性も高い。

背面モニターは3型(約104万画素)で、静電容量式のタッチパネルを採用。画面内のタッチボタンを初め、割当可能なファンクションボタンが多く、好みの設定をしやすい

背面モニターは3型(約104万画素)で、静電容量式のタッチパネルを採用。画面内のタッチボタンを初め、割当可能なファンクションボタンが多く、好みの設定をしやすい

モニターは横開きのバリアングル機構を採用。自撮りはもちろん上下左右、自由にアングルを変えられる。EVFは約236万画素の有機ELパネルを採用し、視認性は良好

モニターは横開きのバリアングル機構を採用。自撮りはもちろん上下左右、自由にアングルを変えられる。EVFは約236万画素の有機ELパネルを採用し、視認性は良好

大きめのグリップと2つのダイヤルが目立つ上面。後方のダイヤルのセンターにもボタンがあり、前後のダイヤルの機能を瞬時に入れ替えられる

大きめのグリップと2つのダイヤルが目立つ上面。後方のダイヤルのセンターにもボタンがあり、前後のダイヤルの機能を瞬時に入れ替えられる

ストロボのポップアップボタンは背面EVFの横に備わっている。ガイドナンバーは6.6相当

 本機の特徴的な機能に「4Kフォト」がある。記録画素数が4Kサイズの800万画素相当にはなるが、秒間30コマの連写を行ない、撮影後にプレビューして好きなコマを抜き出せるというもの。

 シャッターを押している間、連続で記録するモードと、一度押してから再度押すまでの間を記録するモードでは最大29分59秒までの連続記録が可能で、ほかにもシャッターを押した前後1秒の合わせて2秒間を記録するモードの3つから選べる。

 連続している中のベストショットを狙うか、一瞬を待ち構えて狙うかなど、目的に合わせて選択可能だ。

 ビデオカメラの撮影のような使い方もでき、決定的瞬間を確実に残せ、しかも後から選べるのは撮影に不慣れな人にも便利だろう。

シャッターボタンの周りにある前ダイヤルと後ダイヤルは露出調整や設定を行なうときに便利。デフォルトではマニュアルモード以外では両方に同じ機能を割り当てられているが、個別に設定可能なので好みのセッティングができる

シャッターボタンの周りにある前ダイヤルと後ダイヤルは露出調整や設定を行なうときに便利。デフォルトではマニュアルモード以外では両方に同じ機能を割り当てられているが、個別に設定可能なので好みのセッティングができる

 撮影機能はオートをはじめマニュアルも充実している。特に前後の2つのダイヤルやファンクションボタンには機能を個別に割当て可能で、好みにカスタマイズすることで直感的な操作が可能だ。

(次ページに続く、「ノイズリダクションが強力でノイズ少なめ DMC-G7の画質をチェック!

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