夏が終わり秋が来たと思うと、あっという間に寒くなる。現代は隠れ冷え性の男性も多いという話だが、冬の深夜や、寒いオフィスで重宝するのが、デスク下遠赤外線パネルヒーターの「パル・サーモ(DPH-50A)」である。
名前のとおり、パネル裏面の強力マグネットで金属製の机の裏側や側面につけて、下半身を温めてくれるスグレモノ。発売元のサンワサプライでは、冬の大ヒット商品だそう。毎年、冬は下半身が寒くてしょうがない冷え性の筆者にとっても夢のようなアイテムだ。
冷え性の味方パル・サーモのおすすめポイント その1
コンパクトで収納簡単、好きな場所に取り付けられる
まず気に入ったのがパル・サーモのコンパクトさ。厚さはわずか4センチで、使わない時は、押し入れや家具の隙間などにしまっておける。重量は約1kg。女性でも軽々持ち運べて、取り扱いが簡単だ。机の下や横に取り付けても、薄いので違和感はなく、これまで通り作業ができる。好きな角度から温められるのもよい。
冷え性の味方パル・サーモのおすすめポイント その2
騒音ゼロ! 風も音もないのでオフィスユースも安心
パル・サーモをつけてみて驚いたのが、その静かさ。少しぐらい動作音なり何かしらの音がすると思ったのだが、ファンなどがついていないため、まったくの無音なのだ。あまりの静かさに動いてないのでは……と思ったほど。
また、夏のサーキュレーターやミニ扇風機のように、風が周りの席にいくこともない。周囲に迷惑をかけることなく、自分の席だけでこっそりとあたためられる点も、オフィスにピッタリだ。
冷え性の味方パル・サーモのおすすめポイント その3
何時間でも一定温度でちょうどよいあたたかさをキープ!
電源を入れるとすぐ本体が温かくなっていき、30秒ほどでじんわりと下半身がぽかぽかしてきた! これはいい! ほどよい温度で、机の下がまるでこたつになったかのよう。
本体は熱くなるものの、さわってやけどするほどではない。では実際にどれだけの温度になるのか。今回はレーザーマーカー付き放射温度計(400-TST430)を使って、温度を計測してみた。
5時間使っても、一定の温度で常にホカホカ!
レーザーマーカー付き放射温度計(400-TST430)で熱を測ってみた!
5時間連続で使用した場合の温度変化は以下のとおり。ほとんど温度は一定で、変わらない温かさを保っている。サーモスタットを内蔵しているため、ヒーター温度が一定に達すると自動的に通電を切り、温度を下げる仕組みになっている。温度が下がるとまた自動的に復帰するため、熱くなりすぎたり、冷えすぎたりということがなかった。
(次ページ「1時間1円は本当? 気になる電気料金を計測してみた!」へ続く)