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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第424回

坂と海と猫の街! 尾道でも猫写真三昧!!

2015年09月18日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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千光寺山山頂近くにいた毛繕い猫。堂々と道の真ん中で毛繕いしてました(2015年9月 富士フイルム X-T10)
千光寺山山頂近くにいた毛繕い猫。堂々と道の真ん中で毛繕いしてました(2015年9月 富士フイルム X-T10)

 前回の鞆の浦に続いて今回は尾道。鞆の浦から西へ直線距離で約18km(こう書くと近いけど、地形がうにうにしてるのでもうちょっと遠く感じる)。

 誰もが知る坂と海と猫の街。

 どのくらい猫の街かというと、広島県が「キャットストリートビュー」という観光サイトで最初に尾道編を作ったほど。

 要するに這いつくばってストリートビューである。

 詳しくはこちらのサイトを。

 これ、尾道の主な観光コースを猫目線(つまり、超低い位置)で撮影したストリートビューで紹介するという観光ガイドサイト。キャットストリートというくらいなので、随所にご当地猫が登場する。

 猫と坂と古社古刹と商店街を楽しみに来てね、と言わんばかりのサイトなのだ。猫好きはこれを見ると尾道へ行きたくなるに違いないのである。

 このサイトの欠点は、何かと凝りすぎててスマホからモバイル回線で見るには向かないこと。徒歩ルートチェック用に使うのがいい……と思う。

 私の尾道のイメージは、海というよりは大林宣彦監督の映画に出てくる斜面の細い路地と坂。駅前から続くお寺の並ぶエリアがイメージに近そうなのでそっちを歩いてみた。

 そしたら、墓地でお昼寝してた黒猫とばったり。いや、ばったりというわけじゃない。

 斜面に沿った道を歩いてたら、突然海側が開けてて眺めがよかったのだ。ああ、ここは海側で眺めがいいねえ、ちょうど崖の真下が墓地で高い建物がないから遠くがよく見えるんだ、と下を見たら、黒猫と目が合ったのだ。崖の上からこんにちはである。

たまたま墓地に目をやったら、灰色の中に真っ黒な固まりが! 昼寝してる猫でした。向こうもこっちに気づき、目があったところを撮影。写真の通り、ほぼ真下にいたのだ(2015年9月 富士フイルム X-T10)
たまたま墓地に目をやったら、灰色の中に真っ黒な固まりが! 昼寝してる猫でした。向こうもこっちに気づき、目があったところを撮影。写真の通り、ほぼ真下にいたのだ(2015年9月 富士フイルム X-T10)

 これは幸先がよいと古寺めぐり順路に従って狭い路地と坂路を楽しんでいると、お寺入り口に狛犬ならぬ「狛ライオン」が……いや、もともと「狛犬」は吉川弘文館の「国史大辞典」によると「その起源はエジプト・ペルシャ・インドなどの神殿や門前に置く獅子形にまでさかのぼることができる」そうで、もともとライオンなのだから、これでいいのだ。

 いや、そこにいたのはライオンでも獅子型でもなくてまぎれもなく「猫」なんだけど、これだけライオン的に貫禄がある猫はなかなかおりません。「ライオン丸」と呼ぶことに決定。

古いお寺の門前に陣取ってたライオン風の猫。ああ、あまりに立派な毛並みなので近寄ってアップで正面から撮りたかったわー、というくらい。残念。でもこの写真でライオンっぷりはわかるかと思う(2015年9月 富士フイルム X-T10)
古いお寺の門前に陣取ってたライオン風の猫。ああ、あまりに立派な毛並みなので近寄ってアップで正面から撮りたかったわー、というくらい。残念。でもこの写真でライオンっぷりはわかるかと思う(2015年9月 富士フイルム X-T10)

 素晴らしい。正面から撮りたいと思ったのだけど、このあとトトトと階段を降りてどっかいっちゃいました。残念。

(次ページに続く、「地元の人たちにも愛される猫

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