グーグルは7月5日、Googleマップのストリートビューに、同日に世界遺産登録された「明治日本の産業革命遺産」を追加した。
「明治日本の産業革命遺産」は、19世紀末から20世紀初頭に、日本の近代化を牽引した製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業に関連する遺産。九州の5つの県と、山口、岩手、静岡の8県にある合わせて23の資産から構成される。
今回グーグルは、世界遺産の登録にあわせて、明治日本の産業革命遺産にあたる17の構成資産において、23施設を新たに撮影。軍艦島をはじめとする既存の5施設とあわせて、28の施設がストリートビューで閲覧できるようになった。
新たに公開した「松下村塾」の撮影では、通常は立入りが禁止されている室内も許可を得て撮影。吉田松陰が授業をしていた部屋や寝泊まりしていたといわれる屋根裏部屋もストリートビューで閲覧できる。
今回、グーグルが公開した明治日本の産業革命遺産は下記の通り(※ は公開済み)。
端島炭坑 ※
松下村塾
松下村塾(吉田松陰幽因ノ旧宅)
三池炭鉱専用鉄道敷跡
三池港
三池炭鉱 宮原坑
三池炭鉱 万田坑 ※
小菅修船場跡
旧グラバー住宅 ※
高島炭坑
三重津海軍所跡
三角西(旧)港 ※
旧集成館(反射炉跡)
旧集成館(機械工場)
旧集成館(旧鹿児島紡績所技師館)
寺山炭窯跡
関吉の疎水溝
萩反射炉
恵美須ヶ鼻造船所跡
萩城下町(木戸孝允旧宅)
萩城下町(北の総門)
萩城下町(萩城外堀)
萩城下町(口羽家住宅)
萩城下町(指月山)
大板山たたら製鉄遺跡
橋野鉄鉱山・高炉跡
橋野高炉跡 ※
韮山反射炉