先日、仲間と街歩きしてたら、物置の上でくつろいでる猫がいたのである。ちょっと見上げながらカメラを向けていると、その後ろにトンッと降り立った黒いヤツが。
リアルに「志村、うしろー」状態ですよ。
明らかに狙っているもの、猫を。
でも、猫ときたらカメラを向けてる我々に気を取られて気づいてない。これはヤバいっ。
結局、猫はカラスを一顧だにせず、カラスはカラスでちょっと様子を見ただけで飛んでっちゃいました。
カラスと猫の戦いを期待した人、申し訳ない。
カラスと猫が戦うことがあるかというと、それは知らないけど、猫をおちょくるカラスなら見たことある。猫の後ろからそっと近づいてしっぽを太いクチバシでつつき、猫が振り返って反撃しようとすると飛んで逃げるという、猫には気の毒だが笑わせていただきました。でも写真は撮りそびれた。残念。
で、今回はカラスじゃなくて、塀や屋根の上に乗った猫特集。
先日、塀の上でくつろいでる立派な猫を見たのだ。
それが冒頭写真。顔はそうでもないけど(夏が近づいて生え替わったか)、身体やしっぽは超ふさふさ。毛は黒というよりロマンスグレー(ってどういうグレーなんだかよくわからんけど)。
きりっとした顔で塀の上から観察されたのでこっちも撮り返してやったのだった。
猫って塀の上が好きで、猫が高くて狭い道を好むことから、「キャットウォーク」という言葉が生まれたほど。あらゆる塀はキャットウォークといっても過言じゃない。
キャットウォーク猫を撮るときはどんな細くて狭い場所にいるかがわかるように撮るべし。
高いところにいるときはより下から見上げるように撮る。
望遠でアップにしちゃうと高さ感が出ないから、広角の方がいい。
めちゃ高いところにいたので見上げてみた。猫は小さくなっちゃうけど、それはそれでよし。こういう写真を撮るとき、チルト式モニターがやっぱ必要なのだ。
今思ったけど、これも「志村、うしろー」案件っぽいですな。後ろにいるチャトラ猫が今にも後ろから押しそうな感じ。
狭いところにいるときは狭さがわかるように。
鉄のフェンスの上、幅数センチの場所で器用に寝てたふさふさ猫。上に有刺鉄線が張ってあったんだけど、長年の放置でサビて崩れかけ、猫はうまいこと鉄線がない場所を選んでのっかってるのだ。
上手いものである。
(次ページに続く、「さらなる高みを目指す、塀の上の猫」
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