英Canonicalは6月2日、スペインBQの最新のUbuntuスマートフォン「Aquaris E5 HD Ubuntu Edition」を発表した。BQのオンラインストアで欧州向けに6月中旬に発売を開始する。価格は199.99ユーロ。
BQからは2機種目のUbuntuスマホとなり、先日発表された中国Meizuの「Ubuntu MX4」を入れると3機種目となる。
初代Ubuntuスマホ「Aquaris E4.5 Ubuntu Edition」を2月に発売して以来、約4ヵ月での2機種目となった。この間、CanonicalがUbuntuスマートフォンで提携するもう1社のメーカーであるMeizuが5月、開発者向けの位置付けでUbuntu MX4を発表している。
Aquaris E5 HD Ubuntu Editionは、同社のAndroidスマートフォンのUbuntu版。機種名の通り、画面サイズは4.5型から5型になり、ISPパネルを採用した。画面解像度は720×1280ドット。MediaTekの1.3GHz動作クアッドコアCPUを搭載し、カメラはデュアルフラッシュ&AF付き13メガピクセルで1080pのフルHD動画の撮影が可能。フロントには5メガピクセルのサブカメラを搭載する。
1GBメモリー、16GBストレージを搭載し、バッテリー容量は2500mAh。デュアルSIMでロック解除されているため、ユーザーは好きなオペレータと契約できるという。無線通信は3G(HSPA+/UMTS/GSM)、Wifi(IEEE 802.11 b/g/n)、Bluetooth 4.0 HSなどをサポートする。
BQのCEO、Alberto Mendez氏はCanonicalとの長期的コラボレーションへのコミットを示し、「次の目標はコンバージェンスで、我々はすでに作業を進めている。UbuntuとUbuntuの背後にある哲学を強く信じている」とコメントしている。