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脊髄損傷による下肢麻痺患者が再び歩けるために

下半身不随の聖火ランナーが使用、イスラエル製歩行アシスト外骨格

2015年05月27日 20時09分更新

文● 行正和義/ASCII.jp

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ReWalk装着時のイメージ(個人向けタイプ)

 安川電機は5月27日、イスラエルReWalk Robotics製の歩行補助アシスト装置「ReWalk」を6月1日より販売すると発表した。

下半身の外骨格と小型のバックパックで構成される

 ReWalkは制御装置と電源をバックパックに収め、両足をサーボモーターで動作させる歩行アシスト外骨格装置。下肢が完全に麻痺した脊髄損傷患者でも、杖を使うことで歩行することができ、2012年にはロンドン五輪においてクレア・ロマスさんが聖火ランナーとなったほか、マラソンコースを完走したことで知られる。

ロンドン五輪においてReWalkを装着した下半身不随の聖火ランナーとして登場(ReWalk Roboticsより) 

 安川電機は、神奈川県公募の「ロボット実証実験支援事業」として運用の確立や構造面での課題に対する対処策の検討を経て、販売することに決定した。基礎トレーニング20時間、応用トレーニングは最低20時間で生活圏内での歩行が可能になるという。個人向け販売、および病院向けの販売/リースとなり、オープンプライス。

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