安川電機は5月27日、イスラエルReWalk Robotics製の歩行補助アシスト装置「ReWalk」を6月1日より販売すると発表した。
ReWalkは制御装置と電源をバックパックに収め、両足をサーボモーターで動作させる歩行アシスト外骨格装置。下肢が完全に麻痺した脊髄損傷患者でも、杖を使うことで歩行することができ、2012年にはロンドン五輪においてクレア・ロマスさんが聖火ランナーとなったほか、マラソンコースを完走したことで知られる。
安川電機は、神奈川県公募の「ロボット実証実験支援事業」として運用の確立や構造面での課題に対する対処策の検討を経て、販売することに決定した。基礎トレーニング20時間、応用トレーニングは最低20時間で生活圏内での歩行が可能になるという。個人向け販売、および病院向けの販売/リースとなり、オープンプライス。